今春登場フィットモデューロX 実力堪能試乗レポート ついに新型にもラインアップ確定!!

■乗り心地で違いを見せるフリード モデューロ Xホンダセンシングにも試乗!

 2020年5月に出たモデューロXの現行ラインナップの最新作だ。

 コンパクトとはいえこれだけ車高が高いと、どうしても挙動が大きくなりがち。

 にもかかわらず足回りと空気の力で見違えるような走りを実現していて、ノーマルとの違いがより顕著に感じられた。

モデューロXではサスペンションの動きがいいため接地感が高まり、ダイレクトな操舵感が味わえぐっとスポーティだ
モデューロXではサスペンションの動きがいいため接地感が高まり、ダイレクトな操舵感が味わえぐっとスポーティだ

 ストレートでの直進安定性はもとより、レーンチェンジを試みた時の安定感も段違い。モデューロXは揺り戻しがノーマルよりもずっと小さいことに感心した。

 同じくハンドリングは正確で隘路での修正舵も少なく、横Gのかかった状態で段差を通過しても横に跳ねる量も抑えられる。

 車高があり走りでは不利なパッケージだからこそ、より実効空力デバイスによる恩恵が大きくなるように感じられた。

高速道路で徐々に車線がしぼられていくコーナリングを設定、幅は2.2mあるが、実際に走るとずいぶん狭く見える
高速道路で徐々に車線がしぼられていくコーナリングを設定、幅は2.2mあるが、実際に走るとずいぶん狭く見える

 ちょうどよいサイズで取り回しもよく、それでいて多人数を乗せても狭い思いをすることもなく快適に移動できるのがフリードの強み。

 モデューロXならさらに走りを楽しみたいという思いにもバッチリ応えてくれるってもんだ。もちろん後席でも満足度は高いはず。

ノーマルモデルでは60km/h弱で進入し、ステアリングの舵角一定でコーナーリングしていく
ノーマルモデルでは60km/h弱で進入し、ステアリングの舵角一定でコーナーリングしていく
足回りはノーマルそのままで、実効空力デバイスを装着したモデルではより安心感があり、知らず知らずスピードが上がる
足回りはノーマルそのままで、実効空力デバイスを装着したモデルではより安心感があり、知らず知らずスピードが上がる

■「実効空力デバイス」とは?

 実効空力デバイスの効果は「風をキレイに効果的に流す」ことで、リフトバランスを最適化し、挙動の乱れを抑え、直進安定性や旋回性向上につながるといい、岡本氏も予想以上の効果に驚いた。

 フロントスポイラーに①ホイールハウスからの空気の乱れを抑制するエアロフィン、②ホイールハウス内の風の流れをよくしサスペンションの動きをよくし整流効果を高めるエアロボトムフィン、③車体下の空気の流れを速めダウンフォースを発生させるエアロスロープを採用
 フロントスポイラーに①ホイールハウスからの空気の乱れを抑制するエアロフィン、②ホイールハウス内の風の流れをよくしサスペンションの動きをよくし整流効果を高めるエアロボトムフィン、③車体下の空気の流れを速めダウンフォースを発生させるエアロスロープを採用
①エアロフィン
①エアロフィン
②エアロボトムフィン
②エアロボトムフィン
③エアロスロープ
③エアロスロープ

●現在発売中のModulo Xモデル
・S660 Modulo X…304万2600円(6MT&CVT)
・フリード Modulo X Honda SENSING…295万200円(FF/6人乗り)/297万2200円(FF/7人乗り)
・フリード HYBRID Modulo X Honda SENSING…325万6000円(FF/6人乗り)/327万8000円(FF/7人乗り)
・ヴェゼル TOURING Modulo X Honda SENSING…352万8800円(FF)
・ヴェゼル HYBRID Modulo X Honda SENSING…346万7200円(FF)/361万7900円(4WD)
・ステップワゴン Modulo X Honda SENSING…359万9200円(FF)
・ステップワゴン e-HEV Modulo X Honda SENSING…409万4200円(FF)

【画像ギャラリー】42枚の画像でフィットモデューロX プロトタイプ試乗の様子ほかを見る

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