丑年記念!!! クルマで「牛」といえば…「猛牛」超高級スポーツ ランボルギーニ 叛逆の系譜

丑年記念!!! クルマで「牛」といえば…「猛牛」超高級スポーツ ランボルギーニ 叛逆の系譜

 第二次大戦後、イタリア人フェルッチオ・ランボルギーニによって創始された超高級スポーツカーメーカー ランボルギーニ。

 1999年にフォルクスワーゲンの傘下に入っても、環境規制が厳しくなる現状下にあっても、その個性と魅力は揺らぐことがない。

 本企画では、ウルス、ウラカン、アヴェンタドールといった現行車たちの紹介を中心に、ランボルギーニの色褪せぬ魅力とその系譜を辿る。

●牛にまつわるランボの車名とその意味
・イスレロ…1940年代の闘牛の名前
・ディアブロ…19世紀の闘牛の名前
・ムルシエラゴ…19世紀の闘牛の名前
・ウラカン…19世紀の闘牛の名前
・アヴェンタドール…1990年代の闘牛の名前
・ミウラ…闘牛牧場の名前
・ガヤルド…闘牛飼育家の名前
・エスパーダ…剣(闘牛で使用)
・ウラッコ…小さな雄牛
・ウルス…野生の牛
 ランボルギーニのロゴには牛があしらわれているが、車名にも牛、特に闘牛をモチーフにした車名が多く使われている。フェラーリの「馬」に対抗して、はたまたフェルッチオの星座 おうし座に由来するなど諸説ある。

※本稿は2021年1月のものです
文/プリウス武井、ベストカー編集部 写真/Lamborghini、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2021年2月10日号

【画像ギャラリー】ミウラ カウンタック ウラカン ウルス…“猛牛”の系譜をギャラリーでチェック!!!


■スーパーカーSUVで大人気! URUS(ウルス)

 2012年に中国の北京モーターショーでベースとなるSUVのコンセプトカーが公開され、2017年に発表、2018年から販売を開始(日本も同年)。

全長5112×全幅2016×全高1638mmで車重は2200kgというヘビー級SUV。誰が見てもランボとわかるシャープなデザインも魅力的
全長5112×全幅2016×全高1638mmで車重は2200kgというヘビー級SUV。誰が見てもランボとわかるシャープなデザインも魅力的

 クーペSUVブームだが、ウルスはスーパーカーSUVと呼ぶにふさわしいランボらしいエクステリアが与えられている。

 ランボルギーニがアウディ傘下ということで、プラットフォームはアウディQ7、ポルシェカイエン、ベントレーベンテイガなどと共用。

インテリアはほかのウラカンなどのスポーツモデルとは一線を画すゴージャスさで快適性が重視されている
インテリアはほかのウラカンなどのスポーツモデルとは一線を画すゴージャスさで快適性が重視されている

 4L、V8ツインターボは650ps/86.7kgmで、最高速は305km/h、0~100km/hは3.6秒!

 自慢の4WDにより、オフロードで高い走破力を持ち、見た目とのギャップがウルスの魅力でもある。

4WDは6パターンの走行モードがあり、見た目とは裏腹にオフロードの走破性は高い。このギャップが〇
4WDは6パターンの走行モードがあり、見た目とは裏腹にオフロードの走破性は高い。このギャップが〇

 デビュー後2年で1万台を突破した歴代ランボで最も成功したモデルとなっている。

クーペSUVがトレンドとなっているが、ここまでのクーペフォルムはほかにない存在感
クーペSUVがトレンドとなっているが、ここまでのクーペフォルムはほかにない存在感

次ページは : ■進化を続けるV10ピッコロランボ HURACAN(ウラカン)

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