【救世主だったのか? それとも…??】 検証 カルロス・ゴーンの功と罪

ここでは、ゴーン体制になって以降に生まれたモデルを挙げ、「日本のファン盛り上がり度」という指標で検証してみたい。

Z33型フェアレディZ(2002年7月登場)

バブル景気の崩壊で一時、開発は中断していたが、ゴーン氏の指示により開発が再開された。

鈴木直也ひと言コメント:北米人気に注目して復活させたが、昔よりスポーツカー市場は激戦区。収益的には不満足
鈴木直也ひと言コメント:北米人気に注目して復活させたが、昔よりスポーツカー市場は激戦区。収益的には不満足

ゴーン氏満足度:70/100
日本のファン盛り上がり度:85/100

リーフ(2010年12月登場)

EV戦略に邁進する日産の嚆矢となった一台。「HVはニッチ」というゴーン氏の発言も当時話題に。

鈴木直也ひと言コメント:電池工場建設を含め、大規模投資を伴う未来戦略車だったが、現在のところ成功とは……
鈴木直也ひと言コメント:電池工場建設を含め、大規模投資を伴う未来戦略車だったが、現在のところ成功とは……

ゴーン氏満足度:95/100
日本のファン盛り上がり度:60/100

R35型 GT-R(2007年12月登場)

水野和敏氏の下で開発されたスーパースポーツ。デビュー時の出力は480ps/60.0kgmだった。

鈴木直也ひと言コメント:日産のブランドアイコンとして世界的な知名度を獲得したのはいいけど、ゴーン氏が期待したほど収益が出ていない
鈴木直也ひと言コメント:日産のブランドアイコンとして世界的な知名度を獲得したのはいいけど、ゴーン氏が期待したほど収益が出ていない

ゴーン氏満足度:80/100
日本のファン盛り上がり度:120/100

2代目 エクストレイル(2007年8月登場)

初代同様のグローバルモデルで、2Lディーゼルターボ搭載グレード「20GT」も用意された。

鈴木直也ひと言コメント:市場動向の読みが当たって日本市場だけではなくグローバルに通用する人気車種となった
鈴木直也ひと言コメント:市場動向の読みが当たって日本市場だけではなくグローバルに通用する人気車種となった

ゴーン氏満足度:90/100
日本のファン盛り上がり度:90/100

ジューク(2010年6月登場)

斬新かつ奇抜なデザインで世界的にヒットし、コンパクトSUVブームをけん引した一台。

鈴木直也ひと言コメント:コンパクトクロスオーバーという新しい市場を開拓。思い切ったデザインも意外にウケた
鈴木直也ひと言コメント:コンパクトクロスオーバーという新しい市場を開拓。思い切ったデザインも意外にウケた

ゴーン氏満足度:80/100
日本のファン盛り上がり度:75/100

初代ノート(2005年1月登場)

グローバル展開されるコンパクトカーで、デビュー時は1.5Lエンジン車のみが用意された。

鈴木直也ひと言コメント:グローバルコンパクトをこれに集約するという戦略は、ほぼ狙いどおり達成されている
鈴木直也ひと言コメント:グローバルコンパクトをこれに集約するという戦略は、ほぼ狙いどおり達成されている

ゴーン氏満足度:75/100
日本のファン盛り上がり度:70/100

3代目セレナ(2005年5月登場)

ルノーと共通の日産・Cプラットフォーム採用。日本専売モデルだが、力は入れられている。

鈴木直也ひと言コメント:日本市場に絶対必要な基幹車種だけに力も入り、売れるクルマに仕立てられた
鈴木直也ひと言コメント:日本市場に絶対必要な基幹車種だけに力も入り、売れるクルマに仕立てられた

ゴーン氏満足度:85/100
日本のファン盛り上がり度:85/100

4代目マーチ(2010年12月登場)

日本へはタイ製モデルが入っている。搭載エンジンは先代までの直4から1.2Lの直3に変更。

鈴木直也ひと言コメント:もはやマーチを国内生産しては採算取れないという判断だが国内のユーザーは「NO!」
鈴木直也ひと言コメント:もはやマーチを国内生産しては採算取れないという判断だが国内のユーザーは「NO!」

ゴーン氏満足度:75/100
日本のファン盛り上がり度:30/10

 

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