■「安さが魅力なのに大幅値上げとなると…」証言1:首都圏カローラ店営業担当者
パッソは2020年4月まではカローラ店の専売モデルだったので、代替え母体を多数抱えており、当店の実績ではまだヤリスよりも多く売れている月もある。ヤリスの1Lモデルよりも約20万円安いので、足替わりに使うのに向いている。
女性ユーザーが多いが上級の「MODA」はフロントのデザインにワイルド感があり、男性のお客さんも多い。今後、純ガソリン車の新車販売を禁じるといった国の方針が明確になれば、パッソもそれに従わざるをえなくなる。そうなると大幅な値上げになるので、ヤリスと競合する確率が高くなり、次期型の存在が厳しくなることも十分に考えられる。
■「他の人気車に食われている」証言2:首都圏首都圏ダイハツ店営業担当者
ブーンは最近、ほとんど売れない状況が続いている。当店では2ヶ月に1台売れればよいほうだ。モデルが古く、商品力が落ちているのと、小型車では他に人気の高いロッキーやトールがあるので、こちらにセールスパワーが食われている側面がある。
ブーンは残価設定クレジットを利用すると1.9%の低金利に加えて10万円相当の5年分サービスパックが無料でつくキャンペーンを実施し、なんとか増販しようとしているが、あまり売れ行きはよくない。次期型についてはまだなんの情報も流れていない。もしかしたらトヨタの車種削減の方針に沿ってモデル廃止の対象になる可能性がある。
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