2020年はコロナ禍の影響で、全体的に低調だった国内の新車販売。日本の自動車メーカートップであるトヨタも、前年比では下回ったものの、初めて国内登録車シェアで50%を上回り、トヨタの強さが際立つ結果となった。
このように国内シェアをじりじりと押し上げつつあるトヨタは2020年、トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店と4系列あった販売系列の統合をおこなった。
この統合により、人気車だった「タンク」が兄弟車「ルーミー」と統合、営業車の定番「サクシード」が兄弟車「プロボックス」に統合されるなど、影響は出てきているが、本格的な影響は今後出てくると思われ、その動向には注目が集まっている。
実は日産は、22年前に5つの販売系列を2つに、その2つも15年前にひとつに統合している。本稿では、この日産の販売系列統合による影響を振り返りつつ、トヨタの販売系列統合が今後どのような展開となるのか、考察していく。
文/吉川賢一 写真/NISSAN
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