新型BRZとGR 86。新型は似て非なるクルマ、とあえて言っておこう。
たしかに現行モデルにもハンドリングの違いはあった。しかし、それ以上に普通に直進しているときにも、コレ何か違うよね。というくらいにスタビリティの差を感じたものだ。
86は、デビュー時に主査だった多田氏の「ゴルフで100を切れる人なら、誰でもドリフトが楽しめるクルマ」というフレーズを思い出す。ステアリングを切り込めばリアが流れ出す。そのことを予知させるような直進時のリアの軽さを感じたものだった。
対してBRZはそこまでリアの軽さを感じさせなかった。明らかに86のほうが突き進んでいたし、極めようとする姿勢が伺えたのだ。今回86にはGRの前置詞が付いた。これが意味することも興味深い。
では、さっそく本題に入ろう。
文/松田秀士
写真/池之平昌信
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