どう買えば一番早く納車? 転売ヤーが買う前に買っておきたい新車たち! 

■新車から3倍~5倍? 中古車市場で高騰している人気車たち

 希少限定車を手に入れるための、残る手段は――転売ヤーに負けたようで気分は良くないのだが――「中古車販売店にて、プレミアム価格がついたそれを買う」ということだ。

 前述してきたシビックタイプRリミテッドエディションやWRX STI S208 NBR CHALLENGE PACKAGEなどの人気希少限定車は、新車ではもはや買えず、スズキジムニーなどの「納期が超長いモデル」も、新車としては非常に買いづらい。

 だがそういったモデルも、一部の中古車販売店に行けば普通に即納状態で売られているのだ。ただし、相応のプレミアム価格が乗っかってはいるが……。

 転売ヤーたちがちょっと前に狙った希少モデルや納期の長いモデルが今、どのぐらいの価格で売られているのかを見てみよう。


●ホンダシビックタイプR(新車価格475万円)
→流通台数:22台 中古車価格:580万~1200万円

シビックタイプR後期型。2020年10月のマイナーチェンジでフロントグリルの開口面積を従来のモデルから大きくすることによる冷却性能の向上と、フロントバンパーエアスポイラーの形状変更などで従来モデル以上のダウンフォースレベルを実現。またブレーキフィールやサスペンションなどもアップデート
シビックタイプR後期型。2020年10月のマイナーチェンジでフロントグリルの開口面積を従来のモデルから大きくすることによる冷却性能の向上と、フロントバンパーエアスポイラーの形状変更などで従来モデル以上のダウンフォースレベルを実現。またブレーキフィールやサスペンションなどもアップデート


●ホンダシビックタイプRリミテッドエディション(新車価格550万円)
→流通台数:2台 中古車価格:応談のため不明だが推定1500万円以上

国内限定200台のリミテッドエディションでは、防音材撤去や構造合理化により、マイナス13キロ、鍛造ホイールでマイナス10kg、トータルで23kgの軽量化を実現。タイヤもミシュランパイロットスポーツCup2を採用
国内限定200台のリミテッドエディションでは、防音材撤去や構造合理化により、マイナス13キロ、鍛造ホイールでマイナス10kg、トータルで23kgの軽量化を実現。タイヤもミシュランパイロットスポーツCup2を採用


●ホンダS660モデューロX 6MT(新車価格304万2600円)、バージョンZ 6MT(315万円)
→流通台数:18台 中古車価格:350万~540万円

ファイナルバージョンの特別仕様車モデューロXバージョンZは即完売。特別色としてソニックグレーパールを設定し、ブラッククローム基調のエンブレム、ブラック塗装の専用アクティブスポイラー、ステルスブラック塗装のアルミホイール、専用のカーボン調インテリアパネルなどを装備
ファイナルバージョンの特別仕様車モデューロXバージョンZは即完売。特別色としてソニックグレーパールを設定し、ブラッククローム基調のエンブレム、ブラック塗装の専用アクティブスポイラー、ステルスブラック塗装のアルミホイール、専用のカーボン調インテリアパネルなどを装備


●スバルWRX STI S208 NBR CHALLENGE PACKAGE Carbon Rear Wing(新車価格710万6400円)
→流通台数:5台 中古車価格:790万~950万円

2017年10月に限定450台で販売されたS208。商談エントリー期間:2017年10月26日~11月12日、価格はS208標準仕様が626万4000円(限定100台)、S208NBR CHALLENGE PACKAGE Carbon Trunk Lipが638万円、S208NBR CHALLENGE PACKAGE Carbon Rear Wingが710万6400円。NBR CHALLENGE PACKAGEは合わせて限定350台だった
2017年10月に限定450台で販売されたS208。商談エントリー期間:2017年10月26日~11月12日、価格はS208標準仕様が626万4000円(限定100台)、S208NBR CHALLENGE PACKAGE Carbon Trunk Lipが638万円、S208NBR CHALLENGE PACKAGE Carbon Rear Wingが710万6400円。NBR CHALLENGE PACKAGEは合わせて限定350台だった


●スズキジムニーXC(新車価格177万6500~187万5500円)
→走行50km以下車の流通台数:279台 走行50km以下車の中古車価格:174万~250万円(※カスタム済み物件の場合は~370万円)

相変わらず納期は1年以上と人気は衰えることをしらないジムニー
相変わらず納期は1年以上と人気は衰えることをしらないジムニー

 ……どんなクルマであっても、普通に欲しい人が、普通に定価で買える時代になってほしいものである。

【画像ギャラリー】経済発展の敵「転売ヤー」が付け狙う名車たちをチェック!

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