■丸型4灯式ヘッドランプを持つ3代目インテグラが登場
3代目のインテグラは1993年に登場。5月にクーペと呼ばれる3ドアハッチバックそして、7月に4ドアハードトップが販売開始された。
特徴的な外観デザインは、フロントバンパーに内蔵した独立丸型4灯ヘッドライトを採用したこと。骨格には、フレーム断面の大型化とストレート化およびフレーム間の結合効率の向上により、高剛性ボディを採用している。
足回りには「安定性」と「応答性」の高次元両立をめざし、4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションに磨きをかけ、最上級グレードのSi-VTECにはキャンバー剛性を高める大径パフォーマンスロッド&タワーバーを採用していた。
搭載するエンジンは、最上級グレードのSi-VTECには、1リッター当たり100ps、許容回転数8000回転を達成し、最高出力180psを発生する1.8L直列4気筒DOHC VTECを搭載。加えて、先代と同じ、1.6L直列4気筒ハイパー16バルブエンジンを採用し、電子燃料噴射システム仕様とデュアルキャブ仕様を用意していた。
■初代DC2型インテグラタイプRは万を持して登場し人気を博す
1995年8月にインテグラはマイナーチェンジを行い、個性的な丸型4灯のヘッドライトからフォグライト内蔵のプロジェクター採用一体薄型ヘッドライトを採用するなど内外装の変更を行った。同時にレーシングカーのテイストと圧倒的なドライビングプレジャーを獲得、究極のFFスポーツモデルを目指したインテグラタイプRを設定した。
タイプRはボディの高剛性化をはじめ、徹底した軽量化、パーツの高精度化。そして、ロール剛性を強化したハードセッティングサスペンション+専用開発のハイグリップタイヤを装着するなど運動性能の徹底追及を図ったモデル。
タイプR専用に開発された1.8L直列4気筒DOHC VTECエンジンは、最高出力200psを発生し、当時自然吸気エンジンとして世界最高のリッター当たり111psを達成した。
タイプRは3ドアハッチバックだけでなく。4ドアハードトップにも設定。さらに1998 年1月にインテグラタイプRはマイナーチェンジ(通称98spec)を行い、ファインチューンを施した新エンジンの搭載やファイナルギアレシオの見直し。
フロントブレーキのインチアップ、タイヤを215/45R16へサイズアップするとともに新設計の5穴16インチアルミホイールを採用するなど戦闘力をさらにアップさせている。
コメント
コメントの使い方