ガソリン車からEV(電気自動車)に切り替わることで、国内部品メーカーの約300万人の就業者のうち30万人の雇用が失われると言われている。これは民間のコンサルティング会社「アーサー・デイ・リトル」が試算し、今年3月に公表した数字だ。自動車関連産業の全就業人口は542万人(2020年度)なので、実にその5.5%にあたる。
今、EV化によって何が起こっているのか? 海外メーカーがどんな影響を日本に及ぼすのか? 日本の基幹産業における雇用を念頭に、それらをレポートしたい。
文/鈴木喜生、写真/トヨタ、テスラ、日産、三菱、写真AC
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