いま買っておくと10年後値上がり確実な現行国産車 3選

復活したスープラは海外生産のため販売台数が少ないため希少性抜群!

 続いては、値上がりする現行国産車として取り上げるのはGRスープラだ。現行モデルは2019年5月より販売開始した。ご存じのとおり、GRスープラはBMWとの包括提携によるモデルのため、オーストリアのマグナ・シュタイナー社グラーツ工場で生産される輸入車となっている。そのため、そもそもの生産台数が少ないのだ。

 17年振りに復活したGRスープラは、ピュアスポーツカーとしての理想を追求し、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」にこだわった。2シーターとすることで、ホイールベースは2,470mm。ホイールベースとトレッドの比は1.55と量産スポーツカーの中でトップレベルの小さい数値を達成している。

 搭載するエンジンは最上級グレードのRZには3L直列6気筒ターボ。SZ-RとSZは2L直4ターボとなり、組み合わされるトランスミッションは8速AT。駆動方式はFR(後輪駆動)となる。

 最新のスポーツカーらしく、先進の運転支援システムに加えて、車載通信機DCMを全車標準搭載し、スープラ専用のコネクティッドサービス「Toyota Supra Connect」を提供 するなど利便性も高い。

 2020年4月の一部改良で、RZに搭載された3L直列6気筒ターボエンジンの最高出力が387psへと従来型に対して14%向上。同時にフロント部にブレースを追加しボディ剛性の強化を図るとともに、それに合わせてサスペンションを再チューニングすることでコーナリング中の安定性を高めている。

 また、ホライズンブルーエディションやマットストームグレーといった特別塗装色のモデルを少ロットで設定して販売している。現在、GRスープラの新車価格はSZの499万5000円~RZの731万3000円となっている。

 一方、中古車相場を見てみるとGRスープラの中古車の流通台数は約92台。平均価格は約656.7万円。中古車の価格帯は約440万~約1500万円で、限定色のクルマを中心に新車価格を超える中古車が流通している。今後は3Lターボエンジンを搭載したRZを中心にさらなる値上がりは必至だ。

スポーツカーだけでなく軽自動車も注目が集まっている

いま買っておくと10年後値上がり確実な現行国産車 3選
ダイハツコペンセロSの走行シーン

 北米の25年ルールによって国産スポーツカーの中古車が海外へ流出している。しかし現在ではスポーツカーに限った話ではなく、軽トラックなどの軽自動車も海を渡っているのだ。

そこで、値上がりする車種として3台目は現行型ダイハツコペンを取り上げた。2代目となる現行型コペンは2014年6月に登場。何と言ってもコペンの特徴は軽自動車ながら、電動開閉式のメタルトップを採用し、ラグジュアリー系のオープンカーを演出していることだ。

 新骨格構造「D-Frame」を採用し、高い剛性を確保しつつ、内外装脱着構造「DRESS FORMATION」を実現。これはボディの外板を13個の樹脂パーツの集合体と捉えて、購入後でもユーザーの嗜好に合わせたデザインそしてカラーの変更が可能な究極のドレスアップを実現している。

 コペンのモデルバリエーションは、2014年6月登場のローブを皮切りに、同年11月には「タフ&アグレッシブ」をコンセプトとしたエクスプレイが登場。翌12月にはローブの上級グレード「ローブS」を設定した。

 2015年6月には、初代コペンのDNAを受け継いだ丸型ヘッドライトのコペンセロを追加。そして同年12月にコペンセロの上級モデル、セロSを追加ししている。さらに2019年10月にはコペン第4のモデル、GR SPORTを追加。また、フロントフェイスにはトヨタGRシリーズのアイコンである「Functional MATRIX」グリルを採用しているのが特徴だ。

 コペンの新車価格はローブ/エクスプレイの188万8700円~GRスポーツの243万7200円。一方現行型コペンの中古車は約466台流通していて、平均価格は約161.6万円。中古車の価格帯は約69.8万~約338万円となっている。

 今回は値上がりの本命車種と言えるスポーツカーを中心に取り上げたが、降雪地などで人気の高いディーゼル車なども今後値上がりする可能性は高い。

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