販売好調なトヨタ車の中で、最近元気のないクルマがある。トヨタ最小のコンパクトモデル「パッソ」だ。初代・2代目はトヨタとダイハツが共同開発を行い、月に5000台以上を堅調に販売する売れ筋コンパクトカーだった。
3代目は開発から生産までをダイハツが一貫して行う、ダイハツ・ブーンのOEMだ。2016年の登場から5年以上が経過し、設計の古さも見える。そして、新型コロナウィルス流行による影響もあってか、2021年9月の販売台数は949台まで落ち込んでしまった。
このまま販売台数を減らしてフェードアウトとなってしまうのか、それともモデルチェンジで起死回生となるか。パッソの存在意義と今後の展望を考える。
文/佐々木 亘
写真/TOYOTA、DAIHATSU
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