夜行高速バスでは何を着て乗る? 数値で検証してみた

記者のHRV計測では副交感神経が活発になった

 HRVとはHeart rate variabilityのことで、心拍の変動により自律神経の状態を数値化したものだ。医療機器で計測したわけではないので、あくまでも記者個人の相対的な比較に過ぎないことはお断りしておくが、心拍数と心電図で自律神経系が交感神経(活動モード)にスイッチが入っているのか、副交感神経(休息モード)にスイッチが入っているのかを判断する指標だ。

 記者手持ちのデバイスでは左手首と右人差し指に電極を当てて測定した1点での心電図と心拍数から機械が測定して数値をはじき出す。スコアが高い方が副交感神経が活発で休息モードに入っていると判断できる。

 写真は本品着用前の測定値で、血圧118/77、心拍数76、HRV70になっている。これでもHRVは高い方だと思う。なお測定には約1分を要する。

着用前のデータ
着用前のデータ

 そして本品を着用してしばらくして計測したのがこの写真だ。血圧114/75、心拍数68、HRV125とハイスコアを記録した。この時点で極端に眠いとか空腹感を覚えるといった副交感神経が活発時に見られる体の欲求は特に感がじられなかったが、心臓と呼吸の活動からはじき出した数値が物語っている。

HRV125をたたき出した着用後の測定
HRV125をたたき出した着用後の測定

 睡眠時の状態も概ね理想的な状態になっていることから、着用したままの睡眠も上質なものになっているだろう。夜行高速バスでの睡眠に不安な方や、ストレスが多い日常から心身ともに解き放つアイテムとして活用してみてはいかがだろうか。

着用後の睡眠の質は概ね良好だった
着用後の睡眠の質は概ね良好だった
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