トラックドライバーの労働環境の改善に一歩前進! 北海道開発局とヤマト運輸が道の駅を活用した中継輸送を検証!

実験参加者の意見

 実験に参加した運送事業者、トラックドライバー、荷主からは次のような意見があった。

 「トライバーの長時間労働、人材不足の解消のため、ドライバーの労働条件を改善し、また、新たな労働者を呼び込む対策として、中継輸送は必要不可欠です。地域を支える運送事業者として、安定的な輸送サービスを今後も提供していくために各地域にある道の駅を活用した輸送方法は今後極めて重要になると思います」
(運送事業者A)

 「道の駅は幹線道路沿いに立地し、数も多く中継場所に適切。実験期間中は、荷物集荷のタイミングが合わず、片荷輸送のケースもあったので輸送効率を更に高める工夫が必要だと思います。トレーラを保有していない運送事業者も利用できるような仕組みもあるといいです」
(運送事業者B)

 「一般車両と分離した動線や専用の駐車スペース、トレーラやヘッドの一時保管スペースがあるといいです」
(ドライバーA)

 「車両の一方通行化、夜間照明の設置、トラック同士が同時に到着できるための仕組み、駐車スペースの事前予約システムなどがあるといいです」
(ドライバーB)

 「中継輸送により品物を出したいときに出せるよう輸送機会が増えるようになればありがたいです。また、輸送コストが抑えられればさらによいと思います」
(荷主)

 ヤマト運輸は「本実験により、道の駅を活用した中継輸送による労働環境の改善効果やそのニーズを確認し、中継輸送が生産空間における物流サービスの維持に貢献できることを確認しました」とする。

 また、「実証実験を通じて明らかになった効果やニーズを踏まえて、中継輸送の実用化に向けた検討を継続します」としていて、全国各地に存在する道の駅の物流分野での活用が、ほかの地域でも進むのか注目される。

【画像ギャラリー】道の駅で行なわれたトラクタヘッド/トレーラのスイッチ(7枚)画像ギャラリー

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