■今回日本にも投入されるフルハイブリッドモデル。スズキ得意の実験的モデルで終わるのか?
スズキは非常に挑戦的なメーカーで、たとえ未熟であっても、さまざまな新技術を市販車に搭載して販売してきた。ツインのハイブリッドなどはその典型。トランスミッションとエンジンの間に薄いモーターを挟み込み、二人乗りのシートの後ろに16個の鉛蓄電池を積んで、発進や上り坂だけアシストする構造だった。
いかにコストダウンのためとは言え、プリウス誕生の6年後に、あえて鉛蓄電池を使ったのはあまりにも無謀な挑戦で、ツインハイブリッドは超超レア車で終わった。
おそらくビターラのフルハイブリッドも、同じ道を歩むだろう。それはデータを見れば一目瞭然である。
しかし、こういった勇猛果敢な姿勢こそが、スズキの躍進を支えてきた。あらゆるクルマがグローバル化し、均質化するなか、先進国で明らかな途上国向けモデルを販売し、大惨敗を喫してくれるのはスズキくらいだ。失敗したっていいじゃないか! カーマニアはスズキの失敗を温かい目で見守っている!
だからスズキさん、ちょっとだけでいいから、ビターラのフルハイブリッドを日本に輸入しないのかな?と思っていたら、なんと4月21日に「エスクード・フルハイブリッド」として日本仕様も発売されるとの驚愕の情報が入ってきた!カーマニアには垂涎の的となるか? 私は買う勇気はないですが……。無責任でスイマセン。
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