これが日産次世代の自動運転レベル3だ! 目からウロコの新緊急回避性能、「グラウンド・トゥルース・パーセプション」を体感!!

■自動運転実現までの道のりは

一方、トランクルームに収まりきらなかった機材は運転席側のリアシートにも満載されていた
一方、トランクルームに収まりきらなかった機材は運転席側のリアシートにも満載されていた

 こういった舞台裏まで包み隠さず我々に見せてくれることも飯島さんとの信頼感を作り上げる。普通なら隠すだろう。つまり、2022年時点では圧倒的な情報力を持つLiDARの性能を使い切ることが難しいワケ。

 では、いつ頃になったら今回見せてくれた圧倒的な事故回避性能を実現できるのかを飯島さんに聞くと、「2030年までには大半の日産車に搭載しようと考えています」。LiDARを採用するということ。

試作車両の横で国沢氏(左)と日産の飯島徹也氏(右)で締めのカットを。今回の技術が実用化されたら多くの事故を回避することができそうだ
試作車両の横で国沢氏(左)と日産の飯島徹也氏(右)で締めのカットを。今回の技術が実用化されたら多くの事故を回避することができそうだ

 ちなみに、ほかのメーカーはライダーを4つとか5つ使っていることを飯島さんに聞くと、「前を向いているLiDAR以外は情報量をフルに使い切れてないと思います。そもそも今の世代のLiDARは上下方向の探知幅がほぼないので情報も少ないです」。

 高い性能を持つLiDARを車体の高い位置にひとつ置くだけでいいという。2030年には調達コストも下がるため、多くの車種に搭載できる。

 どうやら自動運転実現までのゴールは遠いようだ。でも、飯島さんの技術が実用化されたら大半の事故を回避できるようになると思います。

【画像ギャラリー】日産が2020年代半ばには開発を完了! クルマが緊急回避を自ら行う「グラウンド・トゥルース・パーセプション」とは?(29枚)画像ギャラリー

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