田んぼの抑草ロボット「アイガモロボ」市販へ!! カーデザイン学科の学生が命を吹き込む

金賞を逃したものの、銀賞・銅賞もほっこりするかわいいデザイン

(左から)銀賞・原慧太郞さん、金賞・中村哲さん、銅賞・藤井樹さん
(左から)銀賞・原慧太郞さん、金賞・中村哲さん、銅賞・藤井樹さん
銀賞を獲得したカーデザイン学科の原慧太朗さんがデザインした「スイムダック」
銀賞を獲得したカーデザイン学科の原慧太朗さんがデザインした「スイムダック」

 銀賞は、カーデザイン学科の原慧太朗さんがデザインした「スイムダック」。水面にお尻だけを出したカモの後ろ姿を再現している。

「制作に取りかかる前にアイガモについて調べていたとき、たまたまにお尻を出したカモの写真を見つけました。ぷりっとしたお尻を形にするのは難しかったですね」。

銅賞のカーデザイン学科、藤井樹さんがデザインした「まいカモ」
銅賞のカーデザイン学科、藤井樹さんがデザインした「まいカモ」

 銅賞を受賞したカーデザイン学科、藤井樹さんがデザインしたのは「まいガモ」。お米の形をイメージしてデザインしたそう。

「お米にこだわってデザインしました。全体は丸っこい形状。目は米粒、凹んでいる部分は胚芽をイメージしています」。

アイガモロボとは?

アイガモロボ開発の担い手、日産自動車で車両開発に携わっていた中村哲也さん
アイガモロボ開発の担い手、日産自動車で車両開発に携わっていた中村哲也さん

 アイガモロボは、 アイガモ農法にヒントを得て作られた抑草ロボット。太陽光発電で得られる電力によって自律航行して水田の水を撹拌し、泥を巻き上げることで光を遮り、雑草の生長を抑制するというもの。有機米栽培における大きな課題である除草作業を軽減することを目的として、自動抑草ロボの開発がスタート。その後、ヤマガタデザイン(山形県)に開発の母体が移行され、実用化に向けて開発が進められてきた。

 バッテリーは日産リーフ搭載のものをアップデートさせ、ソーラーパネルを覆うカバーは日産スカイラインGT-Rと同メーカーの光を通す塗料を採用。農機具とはいえ、至る所に自動車関係者のノウハウが詰まっている。

【画像ギャラリー】田んぼを泳ぐかわいい「アイガモロボ」はコチラ!(5枚)画像ギャラリー

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