BMW Z4新型発表!!次期スープラが見えた!! もっと凄い本命スープラに脱帽

■兄弟車、新型スープラはどうなる?

2018年7月に行われた英国グッドウッド・フェスティバル・スピード2018で走った新型スープラ。次期スープラの型式になるであろうA90の文字が見えるだろうか?

新型スープラ開発責任者の多田哲哉さん。スポーツカー作りに関しては激アツな人で、この人と話をしていると、この人が作ったクルマが欲しくなってしまう(笑)

まずは開発責任者の多田哲哉氏に、スープラを走らせたグッドウッドから帰国直後に直撃インタビューした内容からお届けしよう。

 僕は86をスバルと共同開発しました。その時には他社と組んでクルマを作ることの大変さを思い知りましたが、BMWとの仕事の大変さはその比ではなかったですね。

 初めてBMWのスタッフと顔を合わせたのが’2012年のこと。その時にはどんなクルマを作るかの青写真もなく、ただ「一緒にやろう」というだけだったのですが、その後「ポルシェに負けないスポーツカーを作りたい」と言ったら鼻で笑われました。「俺たちはポルシェもメルセデスもライバルと思ったことはない。BMWはBMWの道を歩んでいるんだ」と。

スープラは直6エンジンのFRでなければいけないという多田氏の思いはBMWと共同開発することで叶えられた。今回、BMWが発表したM40iのエンジンが340psの3L直6ターボというのが明らかになったが、同じエンジンがスープラにも搭載されるのは確実。日本人としては、スープラにはS55系のM2コンペティションに搭載されている410psの3L直6エンジンを搭載してほしいのだが……(写真はCG)

 まずはお互いのクルマを知ろうということで自社のクルマを持ち合って試乗会を開いたのですが「トヨタ車に乗るのは初めて」という人ばかりで、86に乗って「意外とまともだね」なんて言われたり。今ではすごく仲良くやっていますが、はじめの2年は本当につらかったですよ。

 でも、BMWのクルマ作りはすべてが衝撃的でした。BMWは設計図をトヨタの2倍作り、徹底的にシミュレーションを重ねます。テストカーを作る時には問題点はほとんど消されているのです。

 またデザインも彼らはプロポーションをしっかり決めることを何よりも大切にしています。我々は早い段階からディテールに目がいってしまいがちなのですが、そこも異なるところで、今回BMWと一緒にクルマを作ることで学んだことはたくさんあります。ただ、インテリアの設計技術は明らかにトヨタのほうが上ですね(笑)。

7月のグッドウッドフェスティバルオブスピードで走った時に撮影されたスープラのコクピット。まさかここまでガードしなくてもいいのに……

CGで作った新型スープラの予想インテリア。開発責任者の多田さんはZ4とインテリアデザインは違いますか? の質問に「全然違います」とのこと。トランスミッションはBMW製の8速AT。DCTより変速レスポンスに優れたスポーツATだ。もちろん先進運転支援システムや最新コネクティビティも充実するだろう

次ページは : ■ハイテクLSDで超ニュートラルステアを実現!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!