BMW Z4新型発表!!次期スープラが見えた!! もっと凄い本命スープラに脱帽

■ハイテクLSDで超ニュートラルステアを実現!

カモフラージュをCGで取った状態にした

新型スープラと新型Z4を並べてみたが、改めてデザインが全然違うことがわかる

超ニュートラルステアでコーナーの突っ込み、ターンインから旋回、脱出まで終始ニュートラルステアで、アンダーステアが出ることもない。早く乗ってみたい!

 役割分担は企画がトヨタ、設計、生産がBMWで、スバルと組んだ86/BRZと同じやり方です。ただ、ベース車の開発はBMWですが、そこから先はスープラとZ4はまったく別に開発を進めていて、互いに相手がどんなクルマを作ろうとしているのか知らないくらい。共通のパーツを多用して安くしようという発想もありませんから内外装もまったく違うし、シフトノブも別のものを使っています。

 僕は直6、FR以外はスープラではないと思っています。だから直6エンジンを作っているBMWと組めなければこの企画はあり得ませんでした。

 販売台数が少なく、採算を取りにくいスポーツカーは一社単独で作るのは難しい。これからも趣味性の高いクルマはどこかと共同で作るというのが重要な手法になると思います。そもそもBMWもZ4はもう諦めていて、我々と組むことがなければ生まれてこなかったはずなのです。

 スープラの走りについて、ひとつだけ秘密を教えておきましょう。キモはLSDにあって、超ハイテクのLSDを使っています。これによってターンインから立ち上がりまで、きれいなニュートラルステアで走りきれるクルマになっています。

スープラ開発にあたり、ベンチマークになった2Lフラット4ターボの718ケイマン。ボディサイズは全長4385×全幅1800×全高1295mm。ホイールベースは2475mm。ケイマンのエンジンは2Lフラット4ターボで300ps/38.8kgmを発生。0〜100km/hはMTが5.1秒。いっぽう2.5Lターボ(350ps/42.8kgm)を搭載するケイマ ンS。0〜100km/hはMTが4.6秒、PDKが4.4秒。価格は718ケイマンSが862万円〜909万2000円、ケイマンが673万〜720万2000円(写真はGTS)

 ケイマンやボクスターはターンインや旋回はよくても立ち上がりの脱出の時に、ちょっとアクセルを踏んでしまうとアンダーステアが出てしまうんです。

 また、クルマの旋回性能はホイールベースとタイヤ左右のトレッド幅の割合で決まるんですが、86、ケイマンはもちろん量産スポーツのなかで最も短いんです。

 おそらくこれだけの走りができるのは3000万円クラスのスーパースポーツだけ。それを頑張れば手が届く価格で提供するのが新型スープラなんですよ。

………と熱く語ってくれた。ケイマンやボクスターを上回る走り、相当期待してよさそうだ。

■新型スープラの正式発表は2019年1月、価格は500万円前後〜

新型スープラの正式発表は2019年1月のデトロイトショー、日本での発売は2019年春になる予定。気になる価格はまだ読み切れていない部分が多いが、2Lターボが500万円前後、3Lターボが700万円前後と予想。いずれにしてもケイマン、ボクスターより安くなるのは確実。

BMWの2Lターボと8速ATのフィーリングのよさ、7000rpmまで回るM240iエンジンの3L直6ターボ、この2つがスープラに載ると聞いただけで、凄い、いいクルマになっていると断言しよう!

そして思い通りに曲がる、スーパースポーツ並みの超ニュートラルステアと聞いたら、今から貯金を始めたくなたのはボクだけではないだろう。

中古車市場で人気沸騰中の2JZエンジンを積んだ80スープラ。このクルマを90スープラは超えてくるだろうか?

サイズは86より小さくケイマン、ボクスターよりいい90スープラ。2Lターボは500万円前後からとライバルを価格面でも圧倒する

新型スープラの開発責任者、多田哲哉さんのサイン!

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