2018年7月5日にジムニー/ジムニーシエラが発売されてから早2カ月あまり。大ヒットしているのは知っていたが、その納期を聞いて驚いた。噂か真実か定かでないが、ジムニーが納車2年待ち、ジムニーシエラが納車3年待ちなんていう話も聞く。
これってホントの話? ありえない?!
ということで、新型ジムニー/ジムニーシエラの納期はどうなっているのか? 自動車ジャーナリストの遠藤徹氏とベストカーweb取材班が徹底取材したのでお届けしよう!
文/遠藤 徹、ベストカーweb
写真/ベストカーweb
■新型ジムニーの受注状況は?
TEXT/遠藤 徹
年間の販売目標をジムニーが1万5000台、ジムニーシエラを1200台に設定したのに対して約1ヶ月後の8月上旬の受注台数はジムニーがわずか1カ月で年間販売目標台数を超え、1万5000台、ジムニーシエラは5000台、合わせて2万台超となった。
さらにバカ売れは続き、9月上旬現在ではジムニーが2万台、ジムニーシエラは1万台を突破したと推定される。発売当初はあまりにも多くのバックオーダーを抱え、生産が追いつかないためにメーカーのスズキは傘下の販売店に対して「納期が読めないので成約したお客さんに対して追って連絡すると伝えてほしい。1年以上待ってもらわないと対応できない」と伝えたほどだった。
グレード別の受注状況は半分以上が最上級のXC(ジムニー)、JC(ジムニーシエラ)、両モデルとも半数がマニュアル車で占めている。ボディカラーはモノトーンだとジムニーはバラエティに富んだ売れゆきで、ジムニーシエラは大半がジャングルグリーンとなっている。
ツートーンカラーはそれほど売れていない。従来の例だと半年以上も待たされるとしびれを切らしてキャンセルとなったりするが、今のところキャンセルは両モデルともほとんどない状況にある。
ちなみにスズキ広報部に問い合わせたが、納期および受注台数、人気グレードなどの情報は非公開になっているとのことだった。
■実際に販売現場のディーラーに行ってみた! 値引きは?
TEXT/遠藤 徹
スズキ店、アリーナ店には連日ジムニー/ジムニーシエラを買い求める、試乗、問い合わせ、見学などで訪れるユーザーでごった返している。なかでもサラリーマンが休日になる週末は賑わいがピークになり、予約をしないと営業マンが応対できない店舗も続出している。
普通、発売したばかりのニューモデルだと展示車や試乗車を各1台以上置くのが一般的だが、今回の新型ジムニー/ジムニーシエラだと、多くの店舗はジムニーの試乗車1台だけで、展示車やジムニーシエラが置いてなかったりするところも目立つ。
ジムニーシエラは各販社に配車台数を限定し、持ち回りで試乗車、展示車を配置しているためだ。メーカーとしては少しでも多くのユーザーに早めに納車したいために、可能な限り展示車、試乗車分を顧客に届けるのを最優先させているためである。
引っ張りだこの超人気モデルだけに各販社とも強気の商売をしている。最上級グレードにナビ、ETC、サンバイザー、ボディコーティング、ドライブレコーダーなどのオプションをつけても、下取り車がないと値引きは5万円止まりと引き締めている。
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