「人とは違うものがいい」。そんな思いでディーゼル車を選ぶユーザーも多いという。国産車のディーゼルの雄、マツダを選ぶか、それともドイツ車を選ぶか。
しかもある程度の年齢になれば、落ち着きのあるセダンが一番使い勝手がよいというユーザーも増える。
そこで中古車(しかも程度極上)で350万円前後で狙えるBMW320d、ベンツC220d、そして新古車に近いマツダアテンザの3台から選ぶならどれが「買い」でしょうか?
文:岡本幸一郎/写真:ベストカー編集部
■狙うは王道ドイツ車か、それとも国産の雄マツダか?
次々に明るみになった不正問題により、欧州では自動車メーカー自体がすっかり信用をなくしてしまい、すでにディーゼル離れが進みつつある。
だが、遠く離れた日本ではまだまだディーゼルがもてはやされている。張本人であるVWが2年越しでディーゼル車を日本に導入したのも、名誉挽回はもちろん、日本にはまだディーゼルの市場が十分にあると見たからにほかならない。
また、2018年秋現在、日本で買えるディーゼル車というのは、日本車はごく少ないのに対し、欧州勢は意外なほど多いという事実もある。
そんな中で、本稿ではアテンザXD、BMW320d、メルセデス・ベンツC220dという日独人気モデルについて述べていきたい。
日本のディーゼルの雄となったマツダのアテンザは、現行モデルで最大となる大幅改良を実施したばかり。
それもあってか従来モデルの末期にあたる年式で走行距離の非常に少ない、いわゆる「新古車」と呼べそうな個体が、350万前後でちらほら出回っている。
対するドイツ勢について、まずBWM3シリーズはモデル末期にあたり、次期型の情報もちらほら見受けられるようになったところ。
ディーゼルの320dは2012年秋に初めて販売され、2016年5月にエンジンがアップデートされおり、それを境に中古車相場も少なからず変わる。
いっぽうのメルセデス・ベンツCクラスはマイナーチェンジを実施したばかりというタイミング。
この機にエンジンも現行Eクラスより導入された最新の2リッターユニットに換装されており、中古車市場で流通している220dは従来の旧いエンジンとなる。
320dと220d、それぞれディーゼルの高年式の中古車が350万円前後でけっこう豊富に見つかる。
3シリーズとCクラスが人気モデルであることはいうまでもなし。いずれも「欲しい!」と誰しもに思わせる強力なパワーを持っている。
アテンザと同程度の出費なら、320dやCクラスを選んだほうがいいに決まってるという人は、それはそれで大いにけっこうだ。
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