横浜ゴムは2021~2023年度までの中期経営計画(YX2023)においてタイヤ生産財事業のさらなる強化を掲げ、トラック・バス用タイヤ事業の強化に取り組み、設備投資に加えて商品ラインナップの拡充を進めている。
その一環として、新開発の氷雪性能重視型TB用スタッドレスタイヤ「905W」を2022年9月より販売すると発表した。
文/フルロード編集部 写真・イラスト/横浜ゴム・フルロード編集部
【画像ギャラリー】さらに進化した横浜ゴムの氷雪性能重視型スタッドレスタイヤ905W(10枚)画像ギャラリー■氷雪性能をアップさせロングライフ性能・燃費性能を両立させた905W
今回発売される「905W」は、氷雪上性能で定評のあった「ZEN 903ZW」の後継品となる次世代TB用スタッドレスタイヤで、冬季路面での「効き」を徹底追求し、氷雪上性能がさらに向上。
また「ZEN 903ZW」で好評だったロングライフ性能、低燃費性能を維持し、経済性、環境対応にも配慮したタイヤとなっている。
具体的には、トレッドパターンで氷雪上性能と耐摩耗性能を両立する「ワイドトレッドデザイン」を採用しながら、リブ溝とラグ溝を幅広化することで氷雪路面での発進・加速性能を向上。
また氷雪上性能を追求するため「高密度サイプレイアウト」によりエッジ効果と吸水性を高めるとともに、ブロックの倒れ込みを抑制する3D形状の「ピラミッドサイプ」が採用されている。
耐久性では、石噛みによる損傷を防ぐ「新ストーンイジェクトグルーブ」や、偏摩耗を抑制する「千鳥ブロックレイアウト」がロングライフ性能の維持に貢献する。
こうした技術により「905W」は、優れた氷上発進・加速性能を実現するとともに、氷上制動性能、雪上制動性能を従来品比でそれぞれ8%、5%向上させている。
今回発売されるサイズは295/80R22.5~225/90R17.5の12サイズで、価格はオープンプライスとなる。
なお、横浜ゴムのTB用スタッドレスタイヤでは、さまざまな地域や路面状況に合わせた開発を進めており、今回の氷雪性能重視型「905W」に加え、総合性能重視型の「904W」、耐摩耗・低燃費性能重視型の「902ZE」がラインナップされている。
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