国産ガソリンターボ車の長所と短所【前編/トヨタ、日産、ホンダ、マツダ】

■ダウンサイジングターボの日欧の違いは?

TEXT/鈴木直也

ダウンサイジングターボは、5代目VWゴルフが搭載した時にクローズアップされるようになったが、具体的に日本と欧州ではどのような違いがあるのか。鈴木直也氏は次のように指摘する。

そもそも1.5バールくらいの高過給圧ハイブーストの設定にしているのがダウンサイジングターボ。でも、欧州ではハイオクガソリン前提にしているから、出来のいいエンジンになっているのに対し、日本ではユーザーがそれを許さないからレギュラー仕様になってしまう。

トヨタがC-HRに積む1.2L、直4ターボにしてもスバルがレヴォーグに積む1.6Lターボにしても、レギュラー仕様の〝緩い〟ターボになっているワケ。

ステップワゴンでも失敗したんだけど、これはもう想定する走行シーンが日欧では違いすぎることが原因。欧州はアウトバーンでの150~160㎞/h連続走行を想定しているけど、日本はストップ&ゴーが多く、平均速度が遅いからね。

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

ベストカー12.26号 価格590円 (税込み)  あの「ジャパンモビリティショー2025…