■ダウンサイジングターボの日欧の違いは?
TEXT/鈴木直也
ダウンサイジングターボは、5代目VWゴルフが搭載した時にクローズアップされるようになったが、具体的に日本と欧州ではどのような違いがあるのか。鈴木直也氏は次のように指摘する。
そもそも1.5バールくらいの高過給圧ハイブーストの設定にしているのがダウンサイジングターボ。でも、欧州ではハイオクガソリン前提にしているから、出来のいいエンジンになっているのに対し、日本ではユーザーがそれを許さないからレギュラー仕様になってしまう。
トヨタがC-HRに積む1.2L、直4ターボにしてもスバルがレヴォーグに積む1.6Lターボにしても、レギュラー仕様の〝緩い〟ターボになっているワケ。
ステップワゴンでも失敗したんだけど、これはもう想定する走行シーンが日欧では違いすぎることが原因。欧州はアウトバーンでの150~160㎞/h連続走行を想定しているけど、日本はストップ&ゴーが多く、平均速度が遅いからね。
コメント
コメントの使い方