毎月200店以上の新車ディーラーを回り、「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。
今回はハリアーPHV、セレナなどの新型車投入時期、またノア/ヴォクシー、エクストレイル、サクラなどの納期情報などを中心に、国内メーカーの最新動向をお届けします!
※本稿は2022年7月のものです
文/遠藤徹、予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年8月26日号
■トヨタ、ハリアーPHVが10月上旬に発売
トヨタは10月上旬にハリアーを一部改良すると同時に、PHVを設定し、発売します。プラグインハイブリッドはRAV4に搭載している2.5Lのシステムと同じパワーユニットを採用します。
ただし納期は、来春以降と大幅に先送りされる見通しになっています。
■次期型日産 セレナは2022年度の下期に投入予定
日産は次期型セレナを2022年度の下期分として投入する方針であることを販売店に通達した模様です。その発表・発売時期は2023年の1月から3月の間でスケジュール調整をしているようです。
次期モデルは、全車で全幅1750mm程度の3ナンバーサイズのボディに1本化し、パワーユニットは新型エクストレイルと同じ1.5Lターボのe-POWERを搭載する見込みです。
同クラスのミニバンは、トヨタのノア/ヴォクシー、ホンダのステップワゴンに続いて、日産のセレナがフルモデルチェンジすることで3陣営の新世代モデルが出揃い、新しい舞台でのシェア争いがまた展開されるのは確実です。
■日産、新型軽EVのサクラは販売絶好調で、納期は来年1月に
日産が5月20日に発表した新型軽EVのサクラが絶好調の滑り出しで売れています。7月上旬現在の受注数は推定ですが1万5000台を突破し、納期は来年の1月になっているのです。グレードでは、今のところ最上級車「G」グレードの引き合いが最も多くなっています。
国の補助金55万円は来年2月末までの予算枠となっていますが、このペースだともっと早く予算枠に達して補助金がなくなってしまう可能性もあります。
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