■ホンダ、マイナーチェンジのフリードがホンダ登録車のトップに浮上
6月下旬にマイナーチェンジしたホンダ フリードが好調な売れゆきを見せています。6月の登録実績ではフィット、ヴェゼル、ステップワゴンを上回り、ホンダの登録車のトップセラーになっているのです。
フリードは今回のマイナーチェンジで、新グレード「ブラックスタイル」の追加やカラーリングの再編など、小幅な改良にとどめていますが、根強い人気を見せています。
次期モデルへのバトンタッチは来夏あたりが有力で、現行型は末期モデルにしては好調を維持している状況にあるといえます。
■日産、新型エクストレイルの納期は4カ月待ちの11月
日産は7月20日にエクストレイルをフルモデルチェンジしました。新型は事前予約が行われていて、この受注による7月上旬時点の納期は2022年11月以降です。受注は比較的堅調な滑り出しといえます。当面は月販5000台程度を目標に拡販攻勢をかけることになりそうです。
なお新型は7月20日に4WD車、2カ月後に2WD車と2回に分けて発売します。
■スバル、インプレッサ・XVは今年末から来春にかけて一新
スバルはインプレッサスポーツ&G4を2022年12月、XVを2023年4月にフルモデルチェンジする方向で開発を進めています。
その次期型は改良した最新のスバルグローバルプラットフォームを採用し、クオリティアップを図ります。
パワーユニットは現行モデルのキャリーオーバーで対応しますが、上級の2Lモデルについては、走りのポテンシャルアップを図り、さらに最新の安全対策を施した「アイサイトX」の標準装備車を設定する見込みです。
■ダイハツ、次期型ムーヴはEVやシリーズハイブリッドを投入か?
ダイハツは、新開発の電気自動車やシリーズハイブリッド車をラインナップした次期型ムーヴを2023年12月に投入する方向で開発を進めているようです。
次期モデルは、タントなどと同じ最新のプラットフォームが投入され、これにシリーズハイブリッドを採用するほか、電気自動車も設定する予定です。
シリーズハイブリッドは現行ロッキーが搭載している1.2Lエンジンを発電に使うシステムの660ccバージョンで開発を進めている模様です。マイルドハイブリッドとは異なり、モーター駆動によって燃費と走りの先進性をアピールします。
ムーヴは当初2022年末の世代交代を予定していましたが、電気自動車などの投入に伴い次期モデルの発売を1年先送りしたようです。
■日産、アリアのB9グレードは9月1日に発表・発売
日産はアリアの航続距離の長い仕様「B9」グレードの量販モデルを9月1日に発売します。なお、アリアはB9よりも航続距離が短いB6グレードは2022年初めに発売していました。
B9はすでに予約注文済みである特別限定車の生産&納車に目途がついたことから、今回量販モデルのほうの受注に取り掛かることにしたものと思われます。
■トヨタ、ノア/ヴォクシーのハイブリッドモデルは納車10カ月待ち
年初に発売したトヨタ ノア/ヴォクシーが引き続き好調な売れゆきを見せています。これにより、全体の8割の受注構成比を占めるハイブリッド車の納期は10カ月待ちと大幅に延びています(ガソリン車は4カ月待ち)。
ノアとヴォクシーでは、ノアのほうが若干販売台数は多いですが、ほぼ肩を並べている状況にあります。バックオーダーは5万台以上に達している模様です。
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