■渋滞にはまったら左車線へ移動がいいかも!?
(TEXT:永田恵一)
まず先行車と2秒の車間を取ることを実践したい。これはネクスコが推奨しており、2秒の車間を取るとまず事故防止の可能性が広がる。
さらに割り込みや、前走車の加減速に伴うブレーキランプの点灯が減り、結果的に渋滞が減ると言われているためだ。車間を詰めれば詰めるほど渋滞は伸びると意識した。
また走行する車線にも大きなヒントがある。一般的には渋滞中もっとも流れが早いのは左車線と言われている。
インターチェンジ入口から入ってくるクルマも多いが、インターチェンジ出口で出るクルマもいるからだが、これは筆者の経験上も同様の感想だ。
流れている車線に進路変更したくなる気持ちもよく分かるが、最終的な所要時間はどの車線もあまり変わらないものなので、労力を考えるとあまり進路変更をしないのが吉だろう。
また合流車線では「待っている人より先に行くのは悪い」という罪悪感のようなものがあるのか、合流車線の手前で合流するドライバーが多い。
しかしこれでは合流車線内で渋滞が発生するケースも多いから、合流車線での先端での合流を忘れないようにして欲しい。
なお渋滞を迂回するのに高速道路を下りて一般道を走るというのは、高速道路が通行止めやひどい事故渋滞でもない限り避けたほうが無難だ。
■渋滞に突入したら休憩しつつも快適に過ごそう
(TEXT:永田恵一)
渋滞に入ったらもうあれこれあがくよりも、家族や同乗者とたくさん話をするいいチャンスと捉えるのがいいだろう。
確かに後席の子供に「DVDを見せておけば静かにしてくれる」というのも分からなくはないが、こんな時こそが家族の絆を深めるいい機会だと思う。
とはいえ同乗者が寝てしまって孤軍奮闘のパパの場合は、予測不能な面白いトークにしばしば出くわすAMラジオがBGMにはお勧めだ。
またここ数年急増している停止まで対応する先行車追従型のアダプティブクルーズコントロール付きのクルマなら、運転の構えと周囲の監視をしながら渋滞をクルマにサポートしてもらうというのが今ドキなのかもしれない。
眠気覚ましも渋滞の必需品。体調が正常なら、眠気覚ましにはカフェインを取るといい。カフェインはコーヒーなどに入っているが、液体では睡眠打破、錠剤ではトメルミンという商品が強力。
レッドブルやモンスターエナジーもリーズナブルだ。しかし、それでも眠い場合には休憩するしかなく、仮眠や眠れなくても15分ほど目をつぶるだけでもだいぶ変わることが多い。
また仮眠後にはクルマから降りてちょっとした体操で体を動かしてから運転した方が、体がシャッキとして安全だ。繰り返しになるが眠くなったら寝るしか解決策はない、ということは覚えておきたい。
そんな眠気を寄せ付けないためにも1回の運転は最長で2時間までとしたい。根拠はプロのトラックや高速バスの運転手さんの休憩義務だろう。
基本的に「2時間運転したら10分以上休憩」という規定がある。もちろん個人差や同乗者もいるだろうから、1時間置きでも1時間半置きでもいい。
無休憩でいけるところまで、と思っているとサービスエリアにたどり着くまでに何時間も渋滞で過ごす可能性すらある。
いずれにしてもドライブ前にはタイヤの残り溝や空気圧の確認や各部の点検を行い、必要ならスタッドレスタイヤなどの滑り止めも用意して、くれぐれも安全運転で快適なドライブを楽しんでほしい。
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