■予防安全技術の機能拡充!! 価格は1078万円から
車両周辺の安全確認に役立つパノラミックビューモニターに、ボディやシートを透かして見たようなシースルービューや、サイドクリアランスビュー、コーナリングビューを採用。さらに、床下透過表示機能の設定により、車両直下およびタイヤ付近のアンダーフロア映像を表示して、駐車やすり抜けをサポートする。
先進運転支援システム「レクサスチームメイト[アドバンスドドライブ]」搭載モデルについては、ドライバーにとってより自然で安心感のある運転支援にアップデート。具体的には、周辺車両の動きへの配慮として、他者の死角領域に自車が走行し続けないように減速する制御を搭載。これにより、他車の近くを自車が走行し続けることで感じる圧迫感の軽減を図る。
さらに、車線変更支援できる場面を拡大することにより、使い勝手を向上。また、合流地点を低速走行する際や前方車両へ接近した場合、ドライバーに周囲の車両への注意を促すディスプレイ表示とブザーが追加された。
価格は、3.5L、V6+モーターのLS500hが1226万~1796万円。旧価格から各グレード4万円増。3.5L、V6ツインターボのLS500は1078万~1585万円。旧価格からは各グレード7万円増となっている。
やや価格は値上げとなってしまったが、車両性能のさらなる進化を追求して一段と完成度を高めた。さらに、運転支援技術も着実に進化を続け、より安全な運転、快適な移動ができるフラッグシップセダンになった。
昨今、急激に進む円安と流通不安、原材料高騰が組み合わさって、自動車の製造原価は高騰しているはず。事実、高級輸入車を中心に今年に入ってから軒並み価格改定で値上げを実施している。このたび「ついにレクサスも値上げか!??」と身構えながら価格を調べてみたら、値上げ幅は4万円と7万円だった。
以前トヨタ関係者に取材したところ、「微小な仕様変更とともに車両本体価格を大幅に値上げすることは、日本の商慣習に合わない(からトヨタはやらない)」と言っていた。たしかにごもっともなのだが、だ…大丈夫なのだろうか。大きなお世話だが、こういう高級車は多少値上げして、しっかり企業体力をつけて、下請け企業ともども日本経済をしっかり支えてほしい…と考えてしまうのだが(本当に大きなお世話だった)。
【画像ギャラリー】レイアウト変更でコックピットの使い勝手がアップ!! 先進装備がさらに充実したレクサス「LS」(18枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方0.2%~0.6%の値上げですか。3%値上げでも抑えていて偉いと評価される世ですから、これはもう誤差