新型レクサスは超激戦区に波乱を起こせるか!? 今が旬の高級コンパクトSUV選手権

■いよいよ上位5車の発表!

5位/ジャガーEペース

ジャガーの100年の歴史のなかで初のSUV、Fペースに次ぐSUV。車体はやや幅広ではあるが、足回り、居住空間は広く、ゆったりしている。パワーユニットは2L、直4ディーゼルターボとガソリンはスペックの違う2Lターボが2種類用意。スタイリングはFタイプクーペからヒントを得ている。とくにディーゼル車の実力は一級品

○4WD+ディーゼルは経費の面からも人気モデル
×インテリアの質感をもう少し上げてほしい

■価格:461万〜764万円
■ボディサイズ:全長4410×全幅1900×全高1650mm
■エンジン:2L、直4ディーゼルターボ(180ps/43.9kgm)。2L、直4ターボ(249ps/37.2kgm)。2L、直4ターボ(300ps/40.8kgm)

 上位5車はどれもスタイリングは個性的だし、ブランドバリューもある。そのなかでジャガーEペースは、全幅が1.9mというのが扱いやすさの点でマイナスポイント。

 ほかの上位4車に差をつけられた。その点で、ジャガーEペースを抑えたアウディQ2は、ボディサイズのコンパクトさと、他のQシリーズとは異なるボディデザインの新しさが印象的。FF車というのが引っかかるが、都会のユーザーは十分だろう。所有しての楽しさ、新しさと満足度でこのポジションにした。

■4位/アウディQ2

2017年4月に発表されたアウディでもっともコンパクトなSUV。全長は4.2mしかない。後席のヘッドスペースは170cmクラスでもOKだが、レッグスペースはミニマム。エンジンは1L、直3ガソリンターボと1.4L、直4ガソリンターボ。いずれもFF車のみの設定

○他のQシリーズとは異なるCピラーのデザイン
×どのモードでも硬めの乗り心地

■価格:299万〜411万円
■ボディサイズ:全長4200×全幅1795×全高1500mm
■エンジン:1L、直3ターボ(116ps/20.4kgm)。1.4L、直4ターボ(150ps/25.5kgm)

■注目のベスト3!

3位/BMW X2

SUVの世界に新しいデザインコンセプトを導入したモデル。車名はx1の次ということでX2だが、ボディ全長はこちらのほうが短く、クーペ的な要素が強い。ドライビングアシストやコネクテッドドライブに関しては進んでいる。20インチタイヤを装着し、走りのよさをアピール

○スタイリッシュなデザイン。実用性の高い室内
×特になし

■価格:436万〜515万円
■ボディサイズ:全長4375×全幅1825×全高1535mm
■エンジン:1.5L、直3ターボ(140ps/22.4kgm)。2L、直4ターボ(192ps/28.6kgm)

■2位/ボルボXC40

新開発の小型車向けプラットフォームを採用したボルボ初のコンパクトSUV、XC40は2018年3月にデビュー。18種類以上の先進安全・運転支援技術を標準装備している。パワーユニットは2種類の2LガソリンターボでFFと4WDが組み合わされている

○安全装備の充実とおしゃれな内外装。210mmの最低地上高
×意外と大きなボディサイズ。燃費があまりよくない(JC08燃費12.4〜13.6km/L)

■価格:389万〜549万円
■ボディサイズ:全長4425×全幅1875×全高1660mm
■エンジン:2L、直4ターボ(T4、192ps/30.6kgm)。2L、直4ターボ(T5、252ps/35.7kgm)

 2位のXC40は、全幅が1875mmとワイドで、全高も1660mmと、3車のなかでは機械式駐車場に入らず、取り回しがよくないことが日本でのマイナスポイントか。

 BMW X2とレクサスUXは、X2がデビュー直後ということもあり、モデルバリエーションが少なく、ユーザーを限ってしまうのがマイナスポイント。

■1位/レクサスUX

レクサスシリーズに2018年11月27日に加わった都会派コンパクトSUV。新開発の2L、直4ガソリンターボエンジンやハイブリッドを用意。ヘッドライトにはじまり、インテリアも高級感に溢れている。さらに走行性能も安定感があり、新しいレクサス像を実車化している。カラーセンスも群を抜いている

○久々にレクサスブランドにふさわしい上級感のあるクルマ作り
×グレード、仕様による差が大

■価格:390万〜535万円
■ボディサイズ:全長4495×全幅1840×全高1540mm
■エンジン:2L、直4ターボ(174ps/21.3kgm)。ハイブリッドは2L、直4(146ps/19.2kgm)+フロントモーター(109ps/20.6kg)+リアモーター(7ps/5.6kgm)

 その点、レクサスUXはバリエーションも豊富だし、ハンドリングのレベルも、これまでのレクサス車にはなかったしっかり感、しなやかさがあり、レクサスのベストSUVと呼んでもよいクルマに仕上がっている。

 特にデザインはレクサス車のなかでもキレがあり、若々しく、斬新である。アウディQ2やBMW X2を見ればわかる通り、SUVのエントリーモデルは、購入ターゲットの年齢層が若いので、ほかのモデルとは違う型破りというか、デザインの斬新さが必要なのだが、レクサスUXそれを見事に突破していると思う。

 久々に、人に薦められるレクサス車という印象ということで1位にした。

レクサスのエントリーモデルだけに若々しいデザイン

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