ヤニのにおい解消には掃除が一番!
前述のことを行っていれば経験上「ヤニ臭い」状態にはならないと思うが、ヤニ臭さ防止の第一歩は1にも2にも掃除である。洗車は月に1度ほどしかしない私だが、ボディを洗車すると同時に車内(内装すべて)も濡らしたウエスで拭き掃除している。
たまーにハンドルやシフトノブについた手の油脂を拭き取るために、洗浄液をウエスに染み込ませて拭く程度。もちろん、天井部や足元のマット、ペダル部をキレイにすることも忘れずに行いたい。
エアコンのにおい解消には消臭剤よりもまずはフィルター交換!
エアコンのフィルターは年に1度は交換したい。何年も交換したことがない人は一度エアコンフィルターを見てみるといい。その汚れっぷりに驚くはずだ。
フィルター自体は数千円と安価で、交換作業も多くのクルマでは簡単。メカに弱い人でもできないので、ネットなどでその方法を調べてみては?
それでも「なんか臭い。でもどーしても解決したい!」という人は、消臭剤に走るよりもエアコン内部にあるエバポレーターの洗浄をプロにお願いしてはどうだろうか。
DIYで簡易的に行うグッズも販売されているが、試したことのある私から言わせてもらうと、コレははっきり言って「効果はかなり薄っ!」だった。ちょっと値は張るが、やはりその道のプロにお金を払って行う洗浄効果は抜群である。洗浄後はまるで新車のような清々しい風が出てきて感動モノ!
芳香剤はどこに置くべきか?
におい問題の最後は「芳香剤」の置き場所。これは難しい。なぜなら、人によって「香りに包まれたい」「なんとなく香るのがいい」「見えるところor見えないところに置きたい」など好みはさまざまだからだ。
最も効果的な方法としてよく言われるのはダッシュボードの上やルームミラーの近くだが、ダッシュボード上、ミラーにぶら下げ、足元のエアコンフィルター近く、運転席下、グローブボックス内……と私はいろいろ試したことがある。そして確かにダッシュボード上やルームミラー近くに置くと強めの香りが車内を包んでくれる。においの粒子は重く、香りが上から自分に向かって降ってくる感じだ。
だが、自分の好みとしては、「ふんわり香る」くらいがいいし、なによりダッシュボードに芳香剤(というか物全般)は置きたくない派。ルームミラーにぶら下げるのも、視界にチラチラ入って気になる。
そして他車でよく見かけるエアコンの吹き出し口。夏は吹き出し口をいつも自分に向けていることもあってかなりの効果が期待されたが、香りの強さは期待ほどではなかった。香りよりも涼しい風のほうを強く感じるが芳香剤の消費は早い。その他、グローブボックスの中や運転席下、助手席下などいろいろ試してみた結果……。
強めの香りに包まれたい人はやはりダッシュボード上かルームミラー近く!
よく言われる場所「ダッシュボード上やルームミラー近く」は確かに効果が高いと感じた。においの強めの芳香剤を設置したときはクラクラするほど香る。そして、「視界に入るのは気にならない」むしろ「おしゃれな芳香剤を見せたい!」なら迷わずここがベスト!
ふんわり香るのが好きな人は助手席の足元!
多くのクルマでは、エアコンの吸入口は助手席のつま先近辺(グローブボックスの下あたり)にある。エアコンを内気循環モードにするとここから空気を吸入するので、このあたりに芳香剤を置くと車内がふんわり香る。「ふんわり」なので、強めのにおいの芳香剤でもあまり気にならない。「芳香剤を目につく所に置くのはイヤ」という人もぜひ試してみてほしい!
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