一口に「車内のにおい問題」と言っても、においには「臭い」や「匂い」がある。
さらにはタバコの煙を素早く車外に出す方法、タバコのヤニ臭いにおいをなくす方法、エアコンの吹き出し口から出てくるすえたようなにおいの解消法、いい匂いのする芳香剤の効果的な置き方……などなど。
そこで今回は、車内のにおい問題について考えていこう。
文/今坂純也(DIRT SKIP)、写真/写真AC
タバコの煙を素早く車外に出す方法は?
私は愛煙家である。タバコが吸える年齢になってから30年以上、タバコとともに生きてきた。なのでクルマの中はもちろん喫煙可となっている。そんな私が車内で喫煙するときにどんな対策を行っているかを話そう。
私は愛煙家だが、自分の出すタバコの煙は嫌いだ。他人が吸った煙ももちろん嫌いで、ヤニ臭いのも嫌いだ。なので、車内でタバコを吸う時は、できるだけ効果的な煙排出法をとっている。
タバコの煙を素早く車外に出す方法としてよく言われているのが「運転手が吸う場合は運転席の窓+助手席後ろの窓を開ける」という方法。
だが、30年以上も車内でタバコを吸ってきた私は、「いまいち」と言わざるを得ない。実際に「運転手が吸う場合は運転席の窓+助手席後ろの窓を開ける」方法を試してみたことがあるが、煙が逆流もしくは滞留する時があるから。正直、「なんでこの方法が……」と思うくらい効果は薄い。
そんな私の答えは「走行中に運転席の窓をほんの少しだけ(窓上部で3cmほど)開ける+いろいろ」である。
煙を効果的に吸い出すには、まずは「もっとも近くの窓を3cmほど開ける」。走行中のクルマの外には外気が流れており、その負圧を使って車内の空気を吸い出すようにするのがお薦め。その際、ドアバイザーは必須。なぜなら、雨の日にも窓を3cmほど開けて煙を出したいし、バイザーありとなしでは煙の吸い出し力が違うから。
ちなみに私が付けているバイザーは、メーカーオプションの「デカすぎない」フツーのもの。時速30kmも出ていれば、負圧によって煙がどんどん吸い出されていくのがわかるだろう。
さらに、
・灰皿はフタ付き&タバコ保持機能付きで、できるだけ窓の近い位置に配置
・喫煙時のエアコンは外気導入で足元へ
・常に走行していたいのでゴーストップの多い時は吸わないように我慢
・洗車時には窓&ピラー部も念入りに拭き掃除(ヤニがこびりつかないように)
こんな感じだ。
それでも今どきは街中においても「我慢しないといけない時」は普通にあるので、「クルマが止まっている時には吸わない」くらいは我慢している。
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