■初代CR-X/車重860kg(Si)
ここでノスタルジック、昔のクルマに目を向けよう。印象的だったのは初代CR-XでSiが860㎏。VTECのもととなるZC型1.6Lエンジンを搭載し、パワーは135ps/15.5kgm。
この車重にこのパワーはなかなか速かったのです。しかもハンドリングはなかなかクイック。
ノンパワステでFFとは思えないほどリアがハッピー! ブレーキングと速いステアリング操作で、簡単にリアがスライドした。
スタビリティコントロールなんて電子制御がない時代だから、ウデがあれば相当に楽しめるFFスポーツモデルだった。とにかくCR-Xに乗るのはドキドキするけど楽しかった。
■初代AW11型MR2(5MT)/車重940kg
同じようにドキドキしたのが初代MR2。前期型は940〜970㎏と1トンきるがCR-Xよりは重かった。
しかし、エンジンをミドに搭載した後輪駆動のMR。当時、誰もが心待ちにしていたスポーツカーだった。コーナリング性能は高いが、オーバーステアーを出した時のコントロールは腕が必要だった。
この頃はクルマがドライバーを選んでいたね。決して間口が広いとはいえず、だけどそのことがカリスマ性を増長させた。
逆に男の子は憧れるんだよね、MR2を乗りこなせたらカッコいいと。乗りこなせなくてもいいから所有したいとなる。
■VW UP!GTI(6MT)/車重1000kg
さて、最後の1台はVW UP! GTI。2018年6月に限定600台で販売されたUP!GTIが、2019年2月13日に限定ではなく通常モデルとして、再販売されることになった。
これちょうど1000㎏。1Lの3気筒ターボエンジンは116ps/20.4kgmを発生し、トランスミッションは6速MT。
20.4kgmのトルクは2000rpmから発生するので、低速域でも力がみなぎる。しかもそのまま6000rpmまであっという間に吹け上がる。
サスペンションは柔すぎず硬すぎず。ちっちゃいし軽いから、ポロGTIよりもゴルフGTIよりも車線幅をいっぱいに使えるし、都内の混雑もスイスイこなす。初販は台数限定だったが再投入でカタログモデルに。とにかく楽しいモデルだ。
さて、1トン以下のクルマは走って気持ちいいし、価格も安いモデルが多い。ぜひクルマ購入の目安にしてほしい。
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