普通免許で運転できるディーゼル小型トラック爆誕! 日本初登場1.9リッターエンジン搭載の「エルフmio」とは!?

エルフmioのライバルは?

 エルフmioと同じGVW3.5トン未満のキャブオーバー1トン積級トラックは現在、トヨタの「ダイナ1.0t積系」ガソリン車(1TR-FE型2.0リッターエンジン搭載)と、日野の「デュトロZ EV」(前輪駆動EVトラック)の2つがある。

 ダイナ1.0t積系にはディーゼル車もあるが、現行モデルでGVW3.5トン未満となるのはガソリン車のみで、バリエーションも後輪小径ダブルタイヤの「ジャストロー」(最大積載量1.25トン)のみとなる。ただエルフmioには逆にガソリン車の設定がない。

 デュトロZ EVは、他のデュトロとはまったく異なる前輪駆動・配送専用EVシャシーを開発することで、GVW3.5トン未満・最大積載量1トンの超低床ウォークスルートラックを実現している。エルフmioにはEVを設定していないが、EVで積載量1トンを確保するには、デュトロZ EVのような専用シャシーでなければ成立しにくいだろう。

 ということで、普免で運転可能な積載量1トン級トラックは、いまのところパワートレインの違いで選ぶことになりそうである。

 ちなみにいすゞには、エルフmioと車格もサイズも近似していて、最近デビュー(2018年)した「トラガ」というインドネシア向け小型トラックがあるが、エンジン(2.5リッター直噴ディーゼル)はもちろん、シャシー、キャブなどは別物とのことだった。

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