クルマと道路は切っても切り離せないもの。だから全ドライバーはもっと道路について知っておかねばならない。自動車評論家でありながら、交通ジャーナリストでもある清水草一が、毎回、最新の道路情報や、知っておくべき道路の知識をわかりやすく解説する当コーナー。今回は、5月末から通行止めが予定されている首都高1号羽田線の工事について取り挙げる。
文/清水草一、写真/清水草一、首都高速道路
■4月から6月は通行止め実施の好機!?
日本中の道路、特に橋の老朽化が進んでいるが、交通量が猛烈に多い首都高は、構造物への負担が大きい分、老朽化も激しい。現在、6つの区間で大規模更新(造り直し)が決定しているが、そのうちのひとつ、高速大師橋の架け替えが間もなく実行される。
首都高1号羽田線の多摩川にかかる高速大師橋は、開通から55年が経過し、疲労による亀裂が1200以上見つかっている。そのため首都高は、高速大師橋の更新(造り替え)工事を実施しており、5月27日(土)から6月10日(土)までの2週間、1号羽田線の終日通行止めを行う。
首都高は例年、4月から6月にかけてが最も渋滞が少ない時期で、天候も比較的安定している。通行止め実施の好機なのである。
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