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【番外試乗記】アルファロメオステルヴィオ 2.2ターボディーゼル Q4

■いい意味で裏切られた完成度の高さ

 アルファロメオのSUV、ステルヴィオにディーゼルモデルが追加された。価格は617万円と、2Lターボモデルが655万円からなので38万円安い設定。さらに同じFRベースの4WDとしてライバルとなるアウディ Q5 TDIクアトロが636万円から、BMW X3 xDrive20dが682万円からということもあり、戦略的な価格ともいえそうだ。

8ATのおかげもあって静粛性は高く都内でも乗りやすい。WLTCモードで16.0km/Lと燃費もなかなかだ

 注目の2.2Lディーゼルエンジンはアルミ製のエンジンブロックや中空カムシャフトの採用によりエンジン単体重量を155kgに抑え、最高出力210ps、最大トルク47.9kgmを誇る。しかも最大トルクの95%が1500回転以内で発生するというから相当な優等生。

 2.2Lディーゼルというと日本ではCX-5がおなじみだが、最高出力190ps、最大トルク45.9kgmとステルヴィオのほうがスペックは上だ。実際に試乗するとステルヴィオは静かで速い。走り出しからピックアップがよく、40km/h→60km/hといった中間加速が気持ちいい。

2.2Lディーゼルターボは210ps/3500rpm、最大トルク47.9kgm/1750rpmと強力だ

 アルファロメオ車らしくディーゼルでもDNAドライブモードシステム(Dynamic、Natural、Advanced Efficiencyの3モード)を採用し、Dynamicにしてアクセルを踏み込めば、ドンと背中を押される強烈な加速が楽しめる。

 ちなみに0~100km/h加速は6.6秒と俊足だが、その片鱗を充分感じることができた。6.6秒がどのくらい速いかというと86の6ATが8.2秒といえば想像がつくはず!

Apple CarPlayとAndroid Autoに対応したConnectシステムを採用。モニターは8.8型だ

 アルファロメオといえば、破天荒なイメージがあるが、ステルヴィオのディーゼルはいい意味で裏切られる完成度の高さだ。

 なおこのコモンレール式ディーゼルは尿素SCR式で日本のポスト新長期規制をクリアしていることを付け加えておこう。

FRベースの4WDということもあって、後席の足元は広々といえるほどでない。ただヘッドクリアランスはしっかりとある
全幅が1905mmもあり狭い道はおっくうなのと、最小回転半径は6mなのでUターンが苦手

〈アルファロメオステルヴィオ 2.2ターボディーゼルQ4 主要諸元〉
全長:4690mm
全幅:1905mm
全高:1680mm
ホイールベース:2820mm
エンジン:直4DOHC ICターボ 
排気量:2142cc
最高出力:210ps/3500rpm
最大トルク:47.9kgm/1750rpm
トランスミッション:8AT
サスペンション:前ダブルウィッシュボーン/後マルチリンク
車両重量:1820kg
WLTCモード燃費:16.0km/L
価格:617万円

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