道交法改正で整備されたラウンドアバウトのルール

なぜ、このタイミングなのか?

では、本題。なぜ、このタイミングでラウンドアバウトのルール作りが道交法にわざわざ盛り込まれたのだろうか?

国交省道路局の担当者は、「ラウンドアバウトは、欧米で効果が実証され、国内の大学でも研究されています。また、近年、実際に導入した交差点も見られるようになってきました。そのなかで、ルールを定めるべきでは? という声が、今回の道交法改正の背景にはあったのではないでしょうか」と、その理由について語った。

いっぽう道交法を所管する警察庁では、今回の道交法改正の試案について広く意見を募り、ラウンドアバウトに対する見解を昨年3月発表。その要点をまとめると

  • ①ラウンドアバウトは、条件が整えば安全面、交通の円滑の面などで効果が期待できる
  • ②今回の改正は、ラウンドアバウトを導入する上での課題の解決を助けるものである

 というもの。つまり、警察庁としても近年、社会実験なども行われてきているラウンドアバウトの効果を認識し、遅れていた法整備をしていこうということで、今回の改正に踏み切ったといえる。

まとめ

 従来の道交法では、「左方優先」の原則があり、これがラウンドアバウトの効果的な運用を妨げていた。ラウンドアバウトの研究や導入が進んできた今、その導入推進のため、今回、法改正が行われるというワケ。

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