[クルマ編][道路行政・マナー編]と、クルマ業界の未来を考え提言してきたシリーズも今回が最後。[カーライフ編]をお届けする。
新時代に入っていきなり痛ましい事故が続いている。
もちろん法を厳しくして取り締まるのも手だ。だが「厳しくなったから運転気をつけよう」では、早晩慣れて同じことが繰り返されるだけなのではないだろうか。
事故による悲しみの少しでも少ない国を目指して、なにができるのか。真剣に考えるべき時期にきた気がする。
●【導入されない自動ブレーキ 眩すぎるライト…】 クルマ界 こうなってほしい12の提言 [クルマ編]
●【信号の歩車分離 高速料金…】 クルマ界 こうなってほしい15の提言 [道路行政・マナー編]
※本稿は2019年5月のものです
文:国沢光宏、清水草一、竹岡圭、岡本幸一郎、ベストカー編集部/写真:Adobe Stock、shutterstock、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年6月10日号
■追尾もせずに、捕まえる気満々の待ち伏せ取り締まりはやめてほしい!
(TEXT/竹岡圭)
安全を確保するためではなく、ただ捕まえるための取り締まりにしか思えない時ってありませんか。
特に駐車違反の取り締まりは、クルマの往来が多くて本当に邪魔になる場所では、なぜかやってない。
路上駐車はないほうがいいのはわかるけれど、なぜやってるのか取り締まる順番と意味を考えて~っ!

■道路族の利権! 「旧・道路特定財源」の税金は不当な徴収だ!!
(TEXT/渡辺陽一郎)
自動車取得税や同重量税などは、道路建設などに使う税金として設けられたが、2009年に道路特定財源制度は廃止。従って今は課税根拠を失ったが、徴税は続いて一般財源に使われている。
クルマのユーザーは不当に税金を納めているのだ。消費増税後も取得税の代わりに環境性能割の徴税が続くのはいかがなものか!