クルマは楽しい。技術の進化も凄い。でもね……「こう変わっていってくれたらもっといいのに!」って思う部分もたくさんある!
自動車評論家5人+ベストカー編集部から、今のクルマ界に勇気ある(と自分で言う)提言集。今回はクルマ編です。
なんにしても最近暗い話題が多すぎる! 新時代なんだしすこしでも良い方向に向かっていってほしいです。
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※本稿は2019年5月のものです
文:国沢光宏、清水草一、竹岡圭、岡本幸一郎、渡辺陽一郎、ベストカー編集部/写真:Adobe Stock、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年6月10日号
■赤信号や一時停止のための自動ブレーキ なぜ採用しない!?
(TEXT/国沢光宏)
赤信号や一時停止無視は重大な事故につながる。今やこういった標識をクルマが認知することは簡単にできるし、すでに認識できるようになってます。
つまり赤信号や一時停止で、クルマが自動ブレーキをかけることは技術的に可能。なのに国交省が「絶対にダメだ! 事故なんか起きても関係ない!」と言い張っている。
これ、おかしいと思わないだろうか。政治家の皆さんに頑張ってほしい!
■後方視界の悪いワイドボディが増殖中。カッコ優先じゃ危険すぎる!
(TEXT/渡辺陽一郎)
今のクルマは外観に躍動感を持たせ、車内の囲まれ感も重視するため、サイドウィンドウの下端を高めた車種が増えた。
ウィンドウの下端を後ろに向けて持ち上げ、ボディ後端のピラーを太くした車種も多い。これでは側方と後方の視界が悪化する。
世界的に視界の悪い危険なクルマが増えてマズイ。
■ライトのバルブだけディスチャージ式に換えてる人、眩しくて仕方ない!
(TEXT/竹岡圭)
ディスチャージ式ヘッドライトはオートレベライザーとの組み合わせが標準ですが、ヘッドライトのバルブだけディスチャージ式レベルの明るいものに交換している人!
さらに交換時にやや上向きに装着しちゃったなんていう場合は最悪!
車高の低い前走車や対向車のこともちゃんと考えて。見えないから~っ!
■トヨタまでディーラーや車種を減らす。この策、ダメだと思う
(TEXT/渡辺陽一郎)
2025年までに全店が全車を売り、車種も減らす方針を打ち出すトヨタの策はいかがなものか?
全店が全車を扱えば系列が違う2つの店が隣接する場合、どちらかを削減できる。既に全店併売となった日産やホンダはいい結果ではない。
系列があれば特定車種を大切に販売するからユーザーに親切。それをわかっているの?
■ウインカーを操作したら「3回点灯」するの、おせっかいじゃない?
(TEXT/岡本幸一郎)
3回の点灯。短いと周囲が見落とす可能性があるからこれが出てきたわけで、筆者も最初は便利だと思っていた。
けど、誤って点灯させたり途中で気が変わった時にややこしいことになるので、今はおせっかいだと思うようになった。
こういう意思表示の類いのものは操作したとおりに作動してくれたほうがよい。おせっかいです。
■HVのミッション、操作感に違和感あり!
(TEXT/編集部)
トヨタプリウスやホンダインサイトなど、両社のハイブリッドモデルのトランスミッション、どこにシフトが入っているのか慣れるまで違和感あり。
わかりやすい操作性がいいと思う。
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