ホンダが同社初の量産型EVとして発売した「ホンダe」が2024年1月をもって生産終了となることを同社Webサイト上で正式に発表した。この生産分が売り切れとなり次第、販売終了となる。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】2024年1月いっぱいで生産終了へ……ホンダ初量産型EV「ホンダe」(30枚)画像ギャラリー■ホンダではS2000以来となる後輪駆動車
当初のホンダeの年間販売目標台数は日本で年間1000台、欧州で1万台としていたが、累計販売台数では日本で1800台弱、欧州で約1万2000台と販売的には苦戦しており、すでに欧州では販売終了となっていた。
鳴り物入りでホンダ初の量産型EVとして登場した「ホンダe」。そもそも正式発表されたのは2019年のジュネーブショーまでさかのぼる。同年10月開催の東京モーターショーでその日本仕様が参考出品された。
その翌2020年8月に正式発表され、同年10月に正式に発売された。「都市型コミューター」として」位置付けられ、シンプルなスタイリングが特徴で2017年のCESで発表されたコンセプトモデルの「NeuV」、さらには2009年の東京モーターショーに出展された「EV-N」はのちのN-ONEのデザインスタディモデルだったが、それを昇華させた市販車がホンダeともいえる。
そのボディサイズは全長3895×全幅1750×全高1510mm、ホイールベース2530mmとかなりコンパクトなもので、ユーザーの生活の足となることを想定していたのだった。
取り回しのよさを確保するためにホンダeの駆動方式はリアにモーターを搭載するリア駆動となっており、軽自動車を除いてはホンダとしてはあのS2000以来となる後輪駆動車のRR車として登場したのだった。
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