【必須装備が絶滅危機!?】 なぜ必要? タコメーターの意義と存亡

タコメーターの存亡と“新たなメーター”の出現

「ハイブリッドシステムインジケーター」(左)には“チャージエリア”と“エコエリア”、“パワーエリア”があり、システムの出力や回生状況がわかる(写真はヴィッツのもの)

 電動車の普及によりタコメーター装着車は、減少する方向になるだろう。

 しかし、車の性格やユーザー層によっては、タコメーターが求められる車種も残ることを考えると、タコメーターがなくなることは当面ないと予想する。

 実際、高齢層がタコメーターを求める傾向があるようで、カローラアクシオ/フィールダーのハイブリッドにはタコメーターが付いているという例もある。

■ハイブリッドではタコメーターに替わる機能的なメーターも登場

 トヨタをはじめとするハイブリッド車や日産 リーフのようなEVには、タコメーターの替わりといえる存在として、「ハイブリッドシステムインジゲーター」(トヨタ)、「パワーメーター」(日産 リーフ)と呼ばれる燃費、電費の向上に非常に役立つメーターが装備される。

 これがなかなかの優れもので、上手に活用すると以下のようなメリットもある。

・“ECO”の範囲で加速、巡航すれば自ずと良好な燃費で走れる(メーターの針が加速、巡航の方向に僅かに振れ、最も効率よく走れる空走状態も含む)

・減速の際にはインジケーターが“CHG”(=チャージ)側に振り切らないようにアクセルを戻し、優しくブレーキペダルを踏むと無駄のない回生制動につながる。バッテリーにより多くの電気が戻り、発進や加速時のエンジン負担も減り、燃費が向上する

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「付いているのに使っていなかった、見方が分からなかった」というユーザーの方は、ぜひ一度使ってみてほしい。

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