普段からのメンテナンスが肝要
今回のキャンペーンを実施している首都高速に、いくつか挙げられている雨中の運転での留意点のなかで、最も注意すべき点はなにかと訊ねてみると「やはり、制限速度を超過した車速、スピードの出し過ぎですね」という答えが返ってきた。
首都高が根本的に抱える道路設計上の課題はこれまでも指摘されてきたが、勾配の変化が急すぎて速度が過大に変化してしまうことで渋滞の原因になっている箇所や、曲率がきつすぎるS字カーブなどのコーナーなど、これらの要素が合わさると、雨が降ることで危険度がさらに増してしまう。
首都高速では当然とはいえ、コーナー手前で舗装の色を赤茶系に変えるなどとともに、事前に注意を喚起するような表示類を設けるなど、ドライバーに自然に注意を促す工夫を施しており、「降雨に対応して、路面の対策を進めています」として、飛沫抑制機能を備える素材を使った舗装の拡大を実施している。
ともかくこの時期は、急なゲリラ豪雨に遭遇したときなどに慌てないように、クルマを安全に走らせるためには、まずは普段からの車両の基本的なチェックをおろそかにしないよう、心がけておきたい。
であれば、急な雨にも落ち着いて対処できるはず。どんな場面でも心理的にパニックにならないことこそ、運転中の事故防止策といえるのだから。
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