酷暑前に最低限覚えておきたい愛車セルフメンテ&ケア術


バッテリー上がりに注意 夏前に必ず点検しよう!

真夏のバッテリートラブルは頻繁に起きるので過酷な夏を迎える前に必ずチェックしておきたい

 バッテリーのメンテナンスは、近年ますます難しくなっている。以前はバッテリー液が減っていれば精製水を補充して補充電すれば良かったのだが、補水不要のMFバッテリーが一般的になり、クルマのほうもアイドリングストップや充電制御(減速時に積極的に充電するなど省燃費に働く)が備わることでバッテリーの負担も大きくなったことで、管理も複雑になっている。

 バッテリーのコンディションがわかる点検窓が付いているバッテリーなら、それを覗くことでバッテリーの状態をある程度判断できる。

 しかし充電不足のサインが出ていても、充電するなら専用の充電器でなければトラブルを起こす場合もあり、注意が必要だ。

 バッテリーを取り外す場合も手順や専用の機器を接続する必要がある車種もある。クルマに備わっている取り扱い説明書を見たり、ディーラーで教えてもらうなどして、正しいバッテリーの管理方法を知っておこう。

 JAFのロードサービス依頼内容を見ても、前述したお盆の期間では、1位/過放電バッテリー:2万332件、30.42%、3位/破損、劣化バッテリー:4528件、6.78%に入っており、合計で全体の37.2%と占めている。

 この傾向は7月、8月の月間データを見ても変わらない。いかにバッテリートラブルが多いか、このデータを見た人は、さっそく愛車のバッテリーをチェックしてもらいたい。

補器ベルトの異音や異常がないかチェック!

補器ベルトから異音がしていないか、亀裂や傷が入っていないかチェックしよう

 エンジンは駆動力を生み出しているだけでなく、エンジン自身を冷却するための冷却水(LLC)を循環させるためのポンプや、電装系に電力を供給する発電機、エアコンの冷気を作り上げるコンプレッサーなどを駆動している。車種によっては油圧式パワーステアリングの油圧ポンプも駆動しているのだ。

 そうした補機類を駆動しているのが、補器ベルトで、通称ファンベルトとも呼ばれている。

 もともとは縦置きエンジンでラジエターファンも駆動していたからその名があるが、横置きエンジンが主流の今、電動ファンが一般的なのでファンをベルトが駆動しているクルマはほとんどない。

 ベルトの表裏面に異常がないか、プーリーから異音が出ていないか確認するだけでも充分だ。

 運転している時には気付きにくい異音も、ボンネットを開けてアイドリングさせると聞こえることがある。

 ベルト類やウォーターポンプ回りからの異音がするようなら、その時点でディーラーに持ち込んで点検してもらうといい。

 そのほかエンジンルームを見て分かることとして、オイル滲みやゴムの劣化、樹脂部品の亀裂など、大きなトラブルの前兆を見つけられることもある。

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