季節の変わり目にはタイヤの空気圧を見る習慣を!
タイヤは唯一、路面と接している大事な部品だ。夏の高速道路で多いタイヤバーストの原因の一つが空気圧不足。
JAF救援依頼内容を見ても、「タイヤのパンク、バースト、エア圧不足含む」が、お盆期間、7月、8月いずれも2位となっている。
空気圧不足がどうしてバーストを招くのか不思議に思う人もいるかもしれない。タイヤの空気圧が不足すると、走行中の変形量が大きくなり、タイヤの運動量増加によって発熱、バーストへと至るのである。
せめて季節の変わり目には必ず空気圧をチェックして、タイヤ表面やトレッド面に傷や異常な摩耗などがないか、確認しておこう。
最近では、 セルフ方式のガソリンスタンドにもタイヤ用の空気充填機が設置してあり、無料で使えるところも増えてきた。
適正な空気圧はクルマや装着タイヤサイズごとに定まっており、数値は取扱説明書、もしくは運転席ドア開口部の下部分などに表示されているので、それに従った空気圧まで充填する。
空気圧点検・調整は、タイヤが暖まると熱膨張で空気圧も高くなっているので、正確な点検・調整のためにタイヤが冷えている時に行うこと。
メンテナンスパッケージだけに頼らず、やはり自分で点検すべき!
オーナーがクルマの点検を自分で行なわなくなった理由には、クルマのメンテナンスフリー化に加えて、メンテナンスプランのパッケージ化が普及したことも影響しているようだ。
輸入車ではかなり昔から導入されてきたが、最近では国産車でも有料で車検までのメンテナンスパックを用意しているディーラーも多く、これを利用しているとユーザーは、ますます自分でクルマのメンテナンスをする機会が減っていくことになる。
しかし自分のクルマでは、オーナーがどこまで点検できるか把握し、無理の無い範囲で点検をすることは大事だ。
なぜならディーラーの言われるままに整備を依頼しているのは、必ずしも得策ではない場合もあるのだ。
ディーラーでの点検整備は、その後の安心感(クレーム対策もある)のためにも、次回の車検までに交換が必要な消耗品を早めに交換する場合もあるので、どうしても費用は高めになる。
それでも別の理由でトラブルが起こることもあるので、安心感を買っても、トラブルフリーとはならないこともあるのだ。
逆にエンジンオイルの交換サイクルは自動車メーカーの指定はやや長めな傾向にある。エンジンを労りたいなら、若干早めの交換を心がけることをお勧めする。
なお、点検をしていてもパンクやバーストをする可能性はある。万が一、高速道路上でタイヤトラブルに遭ったら自分で解決させようと思わず、JAFの助けを借りるほうが安全だ。
素人が危険な場所で作業するのはリスクが高すぎる。ここは潔く、プロの手に委ねるべきだろう。
そうならないためにドライブ前に点検をしておくべきだし、もしもの備えに自動車保険やロードサービスに契約しておくことが大事なのだ。
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