【ミニバンの代わり!? 窮屈で無理!??】3列シート7人乗りSUV 座り心地序列 8選

3位:レクサスRX450hL

ボディサイズは全長5000×全幅1895×全高1725mm。RX450Lの価格は769万円
ボディサイズは全長5000×全幅1895×全高1725mm。RX450Lの価格は769万円

 ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値は、2列シートのRXと同じだが、リヤ側のオーバーハング(後輪よりも後方にボディが張り出した部分)は110mmほど伸ばされた。

 RX450hLの全長は5000mmに達するが、CX-8やCR-Vに比べると、3列目の取り付け位置が少し前寄りだ。

3列目SUVのなかでは快適な部類に入るという、レクサスRX450hL

 6~7名で乗車した時でも、車内の最後部には相応の荷室が確保される。その代わり、多人数乗車時に3列目の足元空間を確保する上では不利になった。それでもSUVの3列目では快適な部類に入る。

4位:トヨタランドクルーザー&レクサスLX

ボディサイズは全長4950×全幅1980×全高1880mm。価格は515万1600~684万7200円(8人乗り)

 先に述べた測り方で、2列目に座る乗員の膝先空間を握りコブシ1つ少々まで詰めると、3列目の膝先にも握りコブシ1つ少々の空間が確保される。ただし床と座面の間隔が乏しく、膝を抱えるような姿勢になってしまう。

膝前空間はこぶし1つ少々の空間があるが、 床と座面の間隔が乏しく 膝を抱えるような姿勢になってしまう
膝前空間はこぶし1つ少々の空間があるが、 床と座面の間隔が乏しく 膝を抱えるような姿勢になってしまう

 特にレクサスLXは全長が5080mmと長い割に、3列目の足元空間は狭い。そもそもボディが極端に大きく、日本の使用環境には適さない。

5位:トヨタランドクルーザープラド

ボディサイズは全長4825×全幅1885×全高1850mm。価格は369万2520~536万3280円(7人乗り)<br>
ボディサイズは全長4825×全幅1885×全高1850mm。価格は369万2520~536万3280円(7人乗り)
床面が高く膝を持ち上げるように座るランクルプラドの3列目シート
床面が高く膝を持ち上げるように座るランクルプラドの3列目シート

 足元空間はランドクルーザー&レクサスLXと同程度だが、膝の持ち上がり方が大きい。僅差で5位に下がった。

6位:三菱パジェロ 

2019年8月末で国内向けの生産が終了となるパジェロ。ボディサイズは全長4900×全幅1875×全高1900mm<br>
2019年8月末で国内向けの生産が終了となるパジェロ。ボディサイズは全長4900×全幅1875×全高1900mm
膝前空間は握りコブシの半分程度しか入らない
膝前空間は握りコブシの半分程度しか入らない

 2019年8月で国内向けが生産終了になるパジェロも3列7人乗り仕様をラインアップしている。車内の広さはランドクルーザープラドと同程度だが、パジェロは2列目シートにスライド機能が装着されない。

 3列目を使う時に、2列目を前方に寄せて3列目の足元空間を広げることができない。したがって身長170cmの大人が3列目に座ると、膝前空間は握りコブシの半分程度だ。しかも膝が大きく持ち上がり、腰が落ち込んでしまう。

7位:三菱アウトランダー

ボディサイズは全長4695×全幅1810×全高1710mm。価格は266万8680~335万6100円。アウトランダーPHEVは5人乗り仕様のみ
ボディサイズは全長4695×全幅1810×全高1710mm。価格は266万8680~335万6100円。アウトランダーPHEVは5人乗り仕様のみ
3列目はこぶし半分程度、膝が大きく持ち上がり、足が2列目の下側に収まりにくい
3列目はこぶし半分程度、膝が大きく持ち上がり、足が2列目の下側に収まりにくい

 ミドルサイズSUVだから、多人数で乗車するには室内が狭いが、2列目にはスライド機能を装着した。

 前述の測り方で、2列目の膝先空間を握りコブシ1つ分に詰めると、3列目に握りコブシの半分程度の余裕ができる。

 膝が大きく持ち上がり、3列目に座る乗員の足が2列目の下側に収まりにくいので、もう少し工夫して欲しい。

8位:日産エクストレイル

ボディサイズは全長4690×全幅1820×全高1740mm。価格は272万4840~308万3400円<br>
ボディサイズは全長4690×全幅1820×全高1740mm。価格は272万4840~308万3400円
3列目の膝先が2列目の背面に触れてしまい、かなり窮屈なエクストレイルの3列目シート
3列目の膝先が2列目の背面に触れてしまい、かなり窮屈なエクストレイルの3列目シート

 前述の測り方で、2列目に座る乗員の膝が1列目の背面に触れるところまで前側にスライドさせても、3列目の膝先が2列目の背面に触れてしまう。

 つまり身長170cmの大人が多人数で乗車すると、2/3列目の膝先空間はほとんど確保されない。

 エクストレイル/パジェロ/アウトランダーに多人数で乗車する場合、移動時間は片道15分程度までだ。それでも日常生活の中では、便利に使える場面がある。

 特にエクストレイルの3列目シートは7万円少々と割安で、オマケの機能と割り切っても納得できるだろう。

 逆にCR-Vは、本革シートを装着したEXマスターピースになると3列目の価格が22万円を超えてしまう。

 標準シートのEXでも約19万円だ。3列目シートの価格も車種によって異なるので、注意して選びたい。

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!