【マツダの2013年のイメージ】「ロータリー」を「SKYACTIV」が抜くのはいつの日か?
昨年登録車で14.7%も販売台数を伸ばしたマツダは、SKYACTIVによってエコなイメージを獲得。2010年とはがらりとイメージが変わっているかな? と思いきや1位は堂々のロータリーで、2010年の38%まではいかないが、31.6%と圧倒している。
もちろん昨年はRX-8が絶版になったメモリアルな年でもあり、復活を願う気持ちが強いのはわかる。あんなに気持ちよく回るエンジンはロータリー以外ないし、エコじゃないとわかっているけれど、なくなっちゃうと寂しいものです。
エコと両立するスポーツモデルとしてロータリー車が欲しい。ロータリーはやっぱりマツダの象徴なのだ。
2位はSKYACTIVだ。昨年登録車で14.7%も販売台数を伸ばしたのはこの技術により、エコカー減税やディーゼルが補助金を受けられるメリットがあったからこそ。
CX-5に続きアテンザも好調なようで、アクセラの登場する今年もSKYACTIVには大いに期待できそうだ。
3位は「Zoom-Zoom」。CMの音楽とともに、とてもキャッチーだからアタマから離れない。うまいコピーだと思う。SKYACTIVとZoom-Zoomは、エコでも走りの楽しさは失わない、マツダ車のクルマ作りを表わす2本の柱になっている。
4位が亡霊のように蘇るRX-7。根強いというか本当に熱いファンがいるのだと感心させれる、今をときめくクリーンディーゼルよりもRX-7のほうが上位というところがマツダファンの思いのたけだろう。いやはや参りました。
いっぽう少数意見になっているのがロードスター。2010年は3位だったのに今や7位。スポーツカー不遇の時代だけれど、2014年にはフルモデルチェンジするとされ、そろそろ気になるところ。
他社に比べると新しいイメージがいくつか加わって、マツダの前途に期待を抱かせる結果といえそうだ。
【スバルの2013年のイメージ】シンメトリカルAWDこそスバルブランドの象徴
昨年一年間で、登録車の伸び率が最も大きかったのは富士重工でなんと46.4%も伸び、10万8071台の販売を記録した。これは一昨年フルモデルチェンジしたインプレッサのヒットのおかげだ。もちろんアイサイトが購入理由の大きな要素を占めている。
米国志向と嫌みをいう人もいるが、オリジナルの軽自動車を作ることをやめ、トヨタグループとの結束を固める吉永社長の手腕が評価されるところであろう。
従来のSTIありきのインプレッサから万人に受け入れられるインプレッサへの飛躍は、難しいと思われたが、結果は見事というほかない。
販売が好調ななか、イメージの1番は4WDで、25%が支持している。富士重工の背骨に当たるのが、やはり4WDであることを読者も理解している結果だろう。ここでグラフをよく見ると、BRZが出て来ないことに注目してほしい。
もちろん少数意見としては、「86ともっと差別化せよ」とか、「STIバージョンはなぜ出てこない?」といった声はあるが、多くの人はBRZについて触れていない。
4WDを持たず、トヨタ86と双子のBRZは、特にスバリストにしみればトヨタというお金持ちの家に里子に出したようなものなのかもしれない。
しかし、昨年登場したばかりだし、今年モータースポーツで目立った活躍すればイメージは変わるはずだ。
2位は水平対向エンジン。2010年の33%から17.2%に半減したが、これも86が採用したことで富士重工の専売特許でなくなったという意識が影響しているものと思われる。
3位はラリー。こちらもランエボ同様、メーカーとして活動はしていないが、国内チャンピオンはインプレッサWRX STIに乗るラックの勝田範彦選手であり、ランエボとトップを争う戦闘力があるところを見せており、納得だ。
4位、5位はほぼ似た答えだが技術と職人気質となっている。技術者がこだわり、妥協を許さず、いいものを作っていると評価する回答であろう。
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