レクサスGS Fの値段で家が!?島が!?買える??なぜクルマはなぜ高い!

高視聴率の『下町ロケット』。 描かれる町工場の人の年収より日産フーガ、高い!

 低視聴率に喘ぐテレビドラマのなかで、TBS系で放映されていた『下町ロケット』(池井戸潤 原作)は20%に迫る勢いで、大人気のドラマだった。

 物語の主役はロケット用部品をはじめ、さまざまな工業用部品を作る下町の町工場の人たちだが、あくまで推測だが彼らの年収はサラリーマン平均の414万円ほどだろう。この金額とほぼ同じなのが日産フーガの最廉価グレード、410万4000円。これ以外はグンと高くなり最上級は592万4880円(HVではない)。高すぎ。

水素ステーション設営には約4億6000万円。 ホンダFCVが安く感じたりして(笑)

 航続可能距離は700㎞以上とされる、ホンダクラリティ フューエルセル

 昨年の東京モーターショーでお披露目されたホンダのFCV「クラリティ フューエルセル」(16年3月までに発売)。スタイルに新鮮さがなくちょっとショボ〜ンな感じだが、価格は766万円とトヨタミライより約43万円高い。補助金はあるにせよ「ちょっと高いじゃないかよ〜、おい」と叫びたくなる価格。

 しかしですよ。FCVに欠かせない水素ステーションを設営するための費用が約4億6000万円と知り、ホンダFCVが急に安く感じるから不思議なもんです。

 おまけに五輪開催時までに東京都は452億円を設営費に充てるなど、FCVの世界は億の単位が飛び交うので金銭感覚がややマヒ気味(笑)。

 ……それでも冷静に考えるとクラリティの766万円はもう少し安くならないのでしょうか。

ホンダジェット、1機で5億4000万円。 ホンダレジェンドが79台買えますけど……

 レジェンド79台ぶんで飛んでます

 続いても億単位のネタ。今年4月に日本公開されたホンダの夢、ホンダジェット。1機5億4000万円で「6名しか(乗員含む)乗れないのは高すぎだろ」と庶民感覚で見ると噛みつきたくもなる。が、ホンダのフラッグシップカー、レジェンドが79台しか買えないと知ると、「レジェンドの680万円が高すぎ!」と噛みつく矛先がこっちへ向いてしまう。レジェンド、高すぎかもね。

ドローン高性能モデルは20万円ほど。 対人補償が1億円であのクルマを3台買える

 これの3台ぶんがドローンの対人補償金額(!?)

 空撮するために空へ飛ばすドローン。日本でも市民権を得た感じのアイテムだが、わりと高性能なモデルは15万〜20万円であり、例えばDJIの「ファントム3」は17万円。「なんだ、クルマなら安い中古車価格か」と思うなかれ、最大1億円の対人補償が付いている!! ベンツSクラスクーペが3台買える金額だが、Sクラスクーペの約3000万円という価格も、1億円の補償も高く感じますぞ。

マクラーレンP1の1億円あれば、 軽井沢の別荘を2つも買えちゃう!

 クルマが1億円。さすがにちょっと、お高いっスよね

 首都圏の人の癒しの場、避暑地として知られる軽井沢。美しい林のなかに別荘が建ち並ぶ場所なのだが、箔が付くのは5000万円からの別荘物件。この2つぶんの価格がマクラーレンP1の1億円!! 最高出力916psで鬼のような速さを見せるわけだが、軽井沢の2つの別荘でゆるりとすごすことを考えると、P1の1億円、高いっスよね。ちなみに写真は5980万円の物件。’13年完成で土地面積は490坪だ。ステキです。

「うまい棒」を110万本も買えてしまう。 レクサスGS F、高いじゃないか(!?)

 再びレクサスGS Fにご登場願おう。最高出力477psという速さと豪華さが魅力のGS Fだが、1100万円はやっぱ高い気がする。というのも小腹がすいた時に大助かりの、定番お菓子「うまい棒」を約110万本も買えるから!

 GS Fを買うより110万本のうまい棒を選んだほうがお得だったりして!?

 うまい棒は1本約10円で、GS Fの1100万円があれば約110万本買える。こんな数のうまい棒は食べきれない。それだけGS Fの価格が高すぎ、ということ(論理がメチャクチャな気がしてきたが……)。

 しかし、1本の長さ112㎜のうまい棒を110万本つなげると123.2㎞。直線距離にすると東京駅から栃木県の日光東照宮までは余裕で届く。壮大なロマンを感じるとともに、GS Fの1100万円が神々しく思えてきましたぞ。

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