■トヨタ 14代目クラウンアスリート(357万~543万円)
走りのいいクラウンとして生まれたアスリートは、今やクラウンシリーズのなかの看板モデルにまで成長した。
新型アスリートの魅力は、体育会系スポーツセダンからハイパフォーマンスプレミアムセダンへと変わり洗練さを身に付けたことだろう。
「いなし」を取り入れたサスペンションアーム類の採用で、ただ硬く突っ張っていた足回りにしなやかな動きが現われた。ハンドルを切りだしてからサスペンションが動きクルマが曲がりだすまでの一連の挙動が、より正確で滑らかになった。
バリエーションの広さも人気のひとつだが、本質の進化が最大の魅力。(TEXT/斉藤 聡)
●オーナーズVoice(静岡・Tさん)
・初めて乗った革シートの質感に感激
・パドルシフトの操作感も楽しい
●人気グレード
・1位…HVアスリートS(30%)
・2位…HVアスリートG(15%)
・3位…3.5アスリートG(10%)
●人気オプション
・1位…アドバンスドパッケージ(10万500円)※
・2位…ドライバーサポートパッケージ(4万2000円)※
・3位…レザーシートパッケージ(23万1000円)※
※は設定グレードにより価格が違う
●販売台数(2013年1~4月)…1万7000台
■トヨタ 3代目プリウス(217万~334万円)
改めて分析するまでもなく、車両価格+燃料コストの合計が圧倒的にリーズナブルである。
なんせ普通に走って20km/Lを下回らない。1万kmごとのガソリン代は普通のクルマの半分といったイメージ。10万kmくらい走れば70万円くらい浮いてしまう。
つまり70万円安い普通のガソリン車を買うならプリウスのほうが生涯コストで安くなるワケ。ということを皆さん認識するようになったため、決して安くないプリウスながら猛烈に売れているのだった。
ただモデル末期を迎え、手強いライバルも増えている。ここから粘れるかどうか。(TEXT/国沢光宏)
●オーナーズVoice(山梨・Fさん)
・燃費のよさ。通勤で使っても平均20km/Lをマークするほど
・HV特有の加速感
●人気グレード
・1位…S(55%)
・2位…G(10%)
・3位…Sツーリング(10%)
●人気オプション
・1位…HDDナビ(4万8300円)※
・2位…フロントフォグランプ(3万3600円)※
・3位…寒冷地仕様(3万3600円)※
※は設定グレードにより価格が違う
●販売台数(2013年1~4月)…5万2000台
(内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)
【画像ギャラリー】3代目アテンザ 14代目クラウンロイヤル&アスリート 3代目プリウス…… セダン離れのなかでそれでも売れたクルマたちの「売れた理由」(4枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方