■レトロ&モダン、最新装備満載のコクピット
インテリアはアイボリーカラーを基調とし、丸形のメータークラスターや、2スポークステアリングホイールなど、初代「600」からのデザイン要素を取り入れている。
シートには、アイボリーカラーのエコレザーシートを採用し、FIATロゴのエンボスおよびターコイズブルーステッチをアクセントとして追加。「アクティブランバーサポート」と呼ばれる運転席のマッサージ機能やハンズフリーパワーリフトゲート、プロキシミティーセンサー付きキーレスエントリーシステムなどがフィアット車として初採用となった。
コクピットに座ってまず目に入ってくるのは7インチのTFTマルチファンクションディスプレイや10.25インチタッチパネルモニター(AppleCarPlay/AndroidAuto、Bluetooth対応&ナビゲーション)などの最新機器。
600のロゴが入った2スポークのステアリングや薄いベージュとブラックのラウンドしたパネルは最新のフィアットらしいセンスのいいデザインで質感も高かった。ちなみにシフト操作はセンターコンソール下にあり、左からP‐R‐N‐D/Bのスイッチによって行われる。
5ドアハッチバックだけに、室内の居住スペースは狭いのか、広いのか気になっている人も多いだろう。運転席は身長175cmの人が座っても頭上空間はこぶし2つ入り、問題なし。
身長175㎝の人が運転席に座って最適なポジションにセットし、後席に座ってみる。膝前空間はこぶし1つ、頭上空間もこぶし1つ入るので、こちらも問題ないので、家族4人乗車は快適に過ごせるだろう。3ドアで二の足を踏んでいた人にも満足できる広さではないだろうか。
ラゲッジルームはなんとホンダフィット(330L)よりも広い360Lという容量を備えており、後部座席を倒した状態で、最大1231Lの積載が可能。またリアバンパーに足を入れるとリアゲートが開くハンズフリーパワーリフトゲートも備えている。
運転支援システムの充実にも注目したい。アダプティブクルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキ、レーンキープアシスト、トラフィックサインレコグニション、ブラインドスポットモニター、360度パーキングセンサーなどを標準装備。
さらに任意の位置を設定しステアリングを握ることで、その位置を維持するレーンポジションアシスト機能、運転席のシートマッサージ機能のアクティブランバーサポート、リアバンパー下に足を入れるとトランクゲートが開くハンズフリーパワーリフトゲート、クルマのロックを車両範囲1mから遠ざかると自動施錠、車両範囲3m以内に接近すると自動施錠するキーレスエントリーをフィアットブランドとして初めて搭載した。
ボディカラーはフィアットブランドとして新色となる「サンセットオレンジ」と「スカイブルー」、「ホワイト」の3色から選択できる。
日本に導入されるのは最上級グレード「La Prima(ラプリマ)」の右ハンドル仕様車のみ、価格は585万円。EV補助金は65万円がサポートされる予定。
尚、今回の600eに続き、2025年春に1.2L、直3エンジンを搭載するマイルドハイブリッド車も導入することも明らかにしている。
フィアット 600eの日本デビューを記念して、2024年9月10日~9月23日まで、二子玉川ライズガレリアにおいて「フィアット チャオ 600e フェスタ」として、600eをはじめとするフィアットのラインナップ展示や特別試乗会、キッチンカーによるフィアット カフェの出店など多彩なイベントを実施しているので、訪れてみては!
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