「スカイラインを諦めない」はもう無理か? 日産が本気で生き残るための苦渋の決断の可能性とは【ホンダ・日産考察】

■ホンダとの協業でスカイライン延命は厳しいものに

エンブレムが途中からインフィニティになったり、まさに迷走していたと言わざるを得ない近年のスカイライン。伝統と向き合う姿勢を失っていたのではないか
エンブレムが途中からインフィニティになったり、まさに迷走していたと言わざるを得ない近年のスカイライン。伝統と向き合う姿勢を失っていたのではないか

 ホンダとの協業で渦中の日産だが、実際問題としてスカイラインを新形にするにしても、現行型の販売を続けるにしても、なかなか厳しい現状にある。

 ホンダ三部社長は仮にホンダと日産のシナジーが製品に現れるのは2030年頃と説明した。新車開発が4-5年と仮定すれば、現状で日産が新たなスカイラインの開発がスタートして、開発の方向性などが固まっていない初期段階であれば、スカイラインの方向性が変わってしまう可能性がある。

 いわゆる「純血」の日産スカイラインがどうなるのかは非常に気になるところだが、北米でのアキュラとインフィニティの関係性にも大きなヒントがありそうだ。

 願わくば、たとえ10年の月日が経ても日産の体力が戻ってきた時に「スカイライン」で劇的な復活を果たしてほしい。オイルショックなどで冷え込んだ時期もあったスカイライン。不死鳥のように蘇ってきた伝説の再現をファンはいつまでも待っている。

【画像ギャラリー】最近スカイラインに冷たすぎじゃない? 新型スカイラインの予想CGを見ないと!!(5枚)画像ギャラリー

 

 

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