三菱の4WDで遊び尽くせ!! PLAY THE NATURE TOUR 2017レポート

■下山で知る4WDのありがたさ

 参加者全員で記念写真を撮ったりして、しばし歓談。

 さあ、下山開始だ。風の少ない場所まで降りたら、温かいココアをいただいた。このためのコップだったのね。いっしょにチョコレートも食べる。冷え切った身体に染みわたる。スノーシューツアー、最高かも。

 甘いものを食べて元気復活。そり遊びなどもして楽しんで、、、再出発。さらに下山。

 しかし20分ほど歩くと両足フトモモ前部に異変が……。今にも攣(つ)りそうな気配だ。最後尾のガイドさんに異常を伝えると、「これどーぞ。楽になるはずですよ」と予備のストック2本を貸してくれた。

 カメラは首から下げて、撮影より歩くことに全力で集中。

 すると歩くリズムも良くなり全然楽チンなってきた! 「こんなに違うんですね」と伝えると「4本足で歩くみたいなもんですからねー」だというではないか! 

 確かに先ほど目撃していたのだ、頂上付近の険しい岩場でも平然と歩き回るカモシカの姿を! なるほど、そういうことだったのか。

 というわけで、ひとりの落伍者もなく無事、下山も終了した。拠点となったオートキャンプ場の”outsideBASE”に帰ると、温かいスープやラムチョップステーキなどがふるまわられた。

 大人も子供もいい笑顔で「カンパーイ」。登山後のこの連帯感、サイコーだぜ!

ストックを使うことで4点で身体を支える。これこそ4WDの原点だ!!
ストックを使うことで4点で身体を支える。これこそ4WDの原点だ!!
カモシカが登場。ナチュラル4WDの威信を発揮していた
カモシカが登場。ナチュラル4WDの威信を発揮していた
登山後の連帯感、これは体験した人しかわからない!!
登山後の連帯感、これは体験した人しかわからない!!

三菱4WDの実力を実体験する

 2月19日(2日目)。今日は安心してもいいらしい。「クルマの学校」という自動車雪上走行イベントだけのはずなのだから。参加者のみなさんもキャンプ場内に作られた特設コースを4WD体験走行。

 用意されたのはパジェロとデリカD:5のディーゼル。もちろんスタッドレスタイヤ(ヨコハマ・アイスガード)が装着されている。

 けっこうデコボコの路面でもなんなく突き進む両車。そりゃそうだ。「富士ヶ嶺オフロード」などといった、本格的4WDコースでも走破してしまう三菱の4WDたちにしてみれば楽勝のコース設定。

 しかし、参加者の皆さんにとっては起伏もそれほどなくて怖くもなく、速度もちょうどよかったのだろう。ニコニコしながら走行を楽しんでいる。ハラハラドキドキしないでスポーツ4WD走行を楽しめるのはすばらしい。

 楽しんだ後は、お勉強の時間。三菱自動車「クルマの学校」熊沢校長先生と竹岡圭先生から、雪道の走り方、装備などありがたいお話を受講する。ダカールラリーなどで培ったオフロード走破技術がどのように三菱車へフィードバックされているのか。

 クルマのアゴやおなかをこするオフロードとはどういう場面か。雪道などでの失敗例。厳寒地での自動車便利装備品の紹介。等々、とてもためになるお話である。

三菱の4WDにとっては余裕のあるコース設定だが、参加者には非日常の体験でエキサイティングな瞬間
三菱の4WDにとっては余裕のあるコース設定だが、参加者には非日常の体験でエキサイティングな瞬間
ミニバンの範疇をはるかに超えたデリカD:5の4WD性能も実感できた
ミニバンの範疇をはるかに超えたデリカD:5の4WD性能も実感できた

緊急時の対応も学ぶ

 その後は実際の車両を使ってスタックしたクルマを牽引ロープで救助するようなシーンを実演したり、必ずクルマに装備されている「発炎筒」の実地体験が行われた。

 こういった体験を一度しているのとそうでないのでは、いざというときに大きな違いがあることは容易に想像できる。

 そんなこんなですべてのプログラムは無事終了。雪山登山での4本足歩行、4WD雪上走行、タメになる講義……。

 参加者の方々はもちろん、同行取材をした自分たちも「ひとまわり大きな男」に成長することができたはず。三菱のキャッチフレーズである”Drive @ earth”を実感した2日間となった。

性能の高い4WDでも時に自然は想像以上の障壁になる。そんな時は登山と同じくクルマ同士の”連帯”が必要なのだ
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テレビでもおなじみの竹岡圭先生の親身な指導は大人気
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