近藤真彦監督独占インタビュー 今年のKONDOレーシングの展望とは?

スーパーGTはコンスタントなポイントゲットが目標

 BC:スーパーGTは新戦力も加入しましたね

 近藤監督:J.P.オリベイラ選手が加入しましたが、チーム体制やクルマの開発については順調にいっています。テストではGT-R以上に速いレクサス勢が気になるかな。

 BC レースでもレクサス勢を強く意識していますか?

 近藤監督:当然タイムを見ているとかなり速いけれど、レースはタイムアタックではないからね。レースになればGT-Rのほうがアドバンテージがあると思います。

 レクサスは少し乗りにくそうな姿も見えるので。ポテンシャルの高さはわかっていますがそこまで苦手意識はありません。

 BC:昨シーズンは2勝をあげましたが今年はズバリ?

 近藤監督:昨年は0点か100点かというかなり極端な成績でした。今年は2回優勝して、そのほかでもコンスタントにポイントを取れば、S耐とのダブルチャンピオンも夢ではないと思っています。応援よろしくお願いします!!

2月の日産モータースポーツ体制発表にて、セパンテストでの好調ぶりを星野監督にイジられた近藤監督。近藤監督というとタイヤ無交換作戦のイメージが強いが今年は!?
2月の日産モータースポーツ体制発表にて、セパンテストでの好調ぶりを星野監督にイジられた近藤監督。近藤監督というとタイヤ無交換作戦のイメージが強いが今年は!?

スーパー耐久 第1戦 気になる結果は?

 4月2日(日)にツインリンクもてぎで決勝が行なわれたスーパー耐久第1戦(200分耐久)。ST-Xクラスは8号車ARNフェラーリがポールポジション、2位は3号車エンドレスGT-R。1号車の日産自動車大学校GT-Rは3位スタートだ。

 スタート直後、1コーナーの攻防で1号車のエース藤井誠暢選手がトップに躍り出る。3号車がアウトから8号車を抜きにかかり、8号車の意識がアウトに向かった隙をついてインに飛び込んだ。

 1号車に食らいつく3号車も1分51秒台のタイムで周回し、今年もこの2台のライバル関係を印象付けた。

 その後ギャップはみるみる広がり最終的には23秒差。首位独走体制となったが、これは耐久レースだとまだまだ安全マージンとは言い切れない。しかしミスをしないのがKONDOレーシング。

 藤井選手からバトンを受け継いだ内田優大選手、そして最終ドライバーの平峰一貴選手も安定した走りを見せ、1号車の貫禄勝ちとなった。

 初戦の戦いを見る限り今年も3号車エンドレスが最大のライバルとなりそうだが、これから熟成の進むであろうフェラーリ、そして2台いるGT-Rとの戦いにも注目だ。

このチームに欠かせない存在となった日産自動車大学校の生徒たちと、「レース後はみんなで笑顔で笑おう」と朝礼で約束した近藤監督。有言実行で、約束を果たした!!
このチームに欠かせない存在となった日産自動車大学校の生徒たちと、「レース後はみんなで笑顔で笑おう」と朝礼で約束した近藤監督。有言実行で、約束を果たした!!
後続の3号車と約23秒差をつけた1号車。耐久レースでは安全なマージンとはいえないギャップだ。9月に控える富士の10時間耐久はもっと激しいレースになりそう
後続の3号車と約23秒差をつけた1号車。耐久レースでは安全なマージンとはいえないギャップだ。9月に控える富士の10時間耐久はもっと激しいレースになりそう

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