多様性を“同調”で潰さないために
佐藤会長が繰り返したのは、多様なメーカーが並び立つ日本の強さだ。会長が「同調させていく存在」になってはならない。多様性が強みになるよう尽力すべきだ――。 その姿勢は、クルマの価値を「ワクワク」「感動」といった感性に置き、各社のブランドアイデンティティが切磋琢磨して価値を生む、という語りにもつながっている。
激動の2026年、課題は山積だ。だが「オールハンズで嵐を乗り切る」 と言い切った新会長の言葉には、悲観よりも“実装”の匂いがある。
「オールハンズ」とは船舶業界用語で、「嵐を前にして船長が、船員全員に甲板に出て危機に備えよ、という意味」とのこと。いまの自工会で佐藤氏が会長に選ばれた理由と意義が、この「オールハンズ」にあるという。
行動、協調、現場データ、ロボティクスとAI、顧客起点、循環――。日本のクルマ界は、まだ勝ち筋を描ける。佐藤新会長の情熱が伝わる会見でした。とりあえずの任期は2年間。がんばってください。
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